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平成11年第4回定例会(第2日目) 本文 開催日:2000-01-11
平成11年第4回定例会(第2日目) 議事日程・名簿 開催日:2000-01-11

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  1. 石岡市議会 2000-01-11
    平成11年第4回定例会(第2日目) 本文 開催日:2000-01-11


    取得元: 石岡市議会公式サイト
    最終取得日: 2023-04-06
    ▼最初のヒットへ(全 0 ヒット) 1                 平成12年1月11日(火曜日)                   午前10時00分開議 ◯議長(海老澤通弘君) ただいまの出席議員数は22名です。定足数に達しておりますので、これより前回に引き続き本日の会議を開きます。  地方自治法第121条の規定により議長において出席を求めた者は、前会同様であります。  次に、本日の議事日程は、お手元に配付いたしました議事日程表のとおりであります。  これより議事日程に入ります。            ───────────────────────  日程第1 議案第104号 2 ◯議長(海老澤通弘君) 日程第1、議案第104号・平成11年度石岡市一般会計補正予算(第5号)を議題といたします。  直ちに市長から提案理由の説明を求めます。  市長・木村君。 3 ◯市長(木村芳城君) 本日ここに提案いたしました議案につきまして、概要をご説明申し上げます。  議案第104号・平成11年度石岡市一般会計補正予算(第5号)について。  今回の補正予算は、歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ350万円を追加し、補正後の歳入歳出予算の総額を186億7,585万7,000円といたしたものでございます。  補正予算の内容は、農林水産業費緊急生産調整推進事業に伴うものでございます。  以上が、提案いたしました議案の概要でございます。十分ご審議の上、議決を賜りますようお願い申し上げまして、説明を終わります。 4 ◯議長(海老澤通弘君) 以上で説明は終わりました。            ───────────────────────  日程第2 陳情第18 5 ◯議長(海老澤通弘君) 次に、日程第2、陳情第18・市道の拡幅整備に関する陳情書を議題といたします。
     本件につきましては、本日までに提出され、受理いたしました陳情であります。その内容につきましては、お手元に配付いたしましたとおりであります。  本件につきましては、あわせて配付いたしました文書表に示すとおり、都市建設委員会に付託いたします。  なお、付託されました都市建設委員会は、会期予定表に示す日時に会議を開かれ、1月19日の本会議に文書をもって審査の経過と結果を報告されるよう求めます。            ───────────────────────  日程第3 一般質問 6 ◯議長(海老澤通弘君) 次に、日程第3、一般質問。  これより市政一般に関する質問を行います。質問は通告の順にこれを許します。  最初に、19番・寺内 毅君。                 〔19番・寺内 毅君登壇〕 7 ◯19番(寺内 毅君) 19番・寺内でございます。改めまして、明けましておめでとうございます。私は、2000年期の石岡市議会の最初の定例会における一般質問ということで、ある意味では記念すべき事柄であると、これは私自身にとって大変議会活動の中で思い出に残るというようなことではないかというふうにして、大変名誉あることだというふうに思っておる次第でございます。  それでは、本題に入るわけでございますけれども、2点ほど通告をしてございます。1点目は、当選後における発言にあった「強い石岡」の建設とはどんな内容であるかということと、2点目に、6号バイパスの道路決定に至るまでの経過を日時を追って説明を求めるという、この2点でございます。  それでは、第1点目について、お伺いをいたしたいと思います。  市長は、昨年11月18日の投票が行われました市長選挙におきまして、1万5,000有余の票を獲得いたしまして、3期目の市長として当選されたわけでございます。そしてまた、その翌日、記者会見を行ったわけでありますが、そのときに……。まあ、これは、記者会見の内容がどういうものであるかということについては、私自身、現場にいたわけではございませんから、わかりません。そういう意味合いにおいて、具体的にご説明をいただきたいということで、質問を通告したわけでございます。そこで、何紙かが書いておりますけれども、「強い石岡」の建設ということ、これが見出しになっておるわけでございます。この記事内容だけではほとんどその市長が言わんとすることについては意味合いがとれない、こういうことでご質問を申し上げているわけでございます。  そこで、普通、一般的に、強い、弱いというような言い方がございますけれども、これはどういうふうな受け取り方をしたらよいのかということになってまいるわけでございます。通常、例えば、あの人は数学に強いとか、英語に強いとかというような場合、それは得意であるというふうな意味合いになるわけであります。そういう観点からいたしますと、石岡市がどういうもので強いのかということ、あるいはどういうことで「強い石岡」にしたいというようなことになってくるわけでございますけれども、市長は、選挙中、このことについて一言も触れておらない。少なくとも、選挙中に出てきた言葉というのは、安心とか、安全とか、そういった意味合いでの選挙スローガンと申しますか、政策を市民の皆様に訴えておるというような形でしか市民の皆様に説明をしておらない、こういう状況でございます。  でありますから、私は、普通、強いとか弱いとかという場合に、思い起こすならば、例えば、強い経済、あるいは強力な国家を形成するというようなことで言えば、かつてアメリカのレーガン大統領が、強いアメリカをつくるんだと。そして、それはなぜかというと、当時アメリカは経済的にも非常に沈滞をしておった。その中で、どういうことを施策としてやったかというと、大型の減税と規制緩和でございます。そして、今日、ダウ平均1万円を超えるような、繁栄する経済状況を現出したわけであります。そういった意味で、レーガン大統領が言ったところの強いアメリカという意味合いがこれで理解できるわけでございますけれども、市長が記者会見で言っている中で、記事になっているものを若干拝見いたしますと、何か広域行政においてリーダーシップを発揮したいとか、あるいは、4月にオープンするふれあいの里を他町村に開放して、より広域的に活用していただきたいんだというような記事が載っております。私は、そういうことを踏まえて、いろいろ見ておったんですが、ちょっとよくわからん。それで、例えば、市長が「強い石岡」と言った場合に、具体的にどういうことなのかということをまず我々の前に明示をしていただきたい。  それからまた、これと関連するわけでございますけれども、しからば、「強い石岡」をつくるのにはどうしたらいいのかということの、そういう戦略的な考え方、あるいは施策、こういったものがなければならないと私は思うのであります。今まさに地方分権の時代だと、これからまさにそういう時代に入るんだという、こういうふうに指摘されておるわけでございますけれども、今、石岡市も、それに向けて条例の改廃をやっておるわけであります。そういう作業を進めておるわけであります。そしてまた、一方において、今期定例会において、情報公開の条例を制定すると、この議案が提出されておるわけでございます。でありますから、こういった中で、地方行政の運営というものが、より市民に開かれた、より明らかな、より透明度の高い、そういう行政運営がなされるだろうという期待がここに込められておるわけであります。また、そのような方向で行政が運営されることを我々は期待をしておるわけであると同時に、また、そういう行政が行われるように我々議会といたしましても当然それをチェックしていかなきゃならん、こういうような状況にあるわけでございます。  そこで、私は市長に対してお伺いしたいのは、こういった中で、まず広域行政について……。まあ、しばしば我々が質問した中で触れております。6市町村でやっているいろいろな事業がございますが、そういう中で、それなりにやっておるんだという話を議会で質問やなんかで聞いておりますけれども、このような中で、今まさに地方分権の中で広域合併というものが日程に載ってきているところでございます。恐らく何年か後には、今ある何千という地方自治体が集約をされていくだろう、合併させられていくだろう。これは恐らく財政上の問題もありますし、行政の効率化という観点からも、そういうことは当然やらなきゃならんというような状況になってきておるわけであります。そこで、ひとつお伺いをしておきたいのは、じゃ、しからば、どのような形でその広域の行政の中で石岡市長がリーダーシップを発揮できるのかということでございます。一番大事なことは、私は毎度申し上げておりますけれども、政治は言葉であります。最初に言葉ありきであります。政治が、正しい言葉で、市民の皆様方、あるいは議会に対してメッセージを送る、市長がそのようなメッセージをきちんと送る。それに対して、市民の皆さんは、ああ、今、行政はどういうことが行われて、現在どのように進んでおるのかということが理解できるわけでございます。この透明度を高めるためにも情報公開条例が制定されるわけであります。そのような観点からいたしますと、市長はどのような形でそのリーダーシップを発揮されるのか。その前段として、まず大事なのは、いかにしてその場合イニシアチブをとっていくのか。まず最初に言葉ありきであります。各市町村に対してしかるべきメッセージを送ることなくしては何事も前に進まないのであります。話しかけるということが一番、問いかけるということが一番大事になってくるわけであります。  で、過去のいろいろな経過の中で、市長は、8年間市長として在任中、各それぞれの町村長、あるいは町村の議会に対して、どのようなメッセージを発してきたか。私は余りそのようなことで具体的に何か言ったということを寡聞にして聞かないのであります。あるいは、自らこういったことをやりたいというようなことで提言をしたという話も聞いておりません。でありますから、恐らくこの3期目になって、当選をして、「強い石岡」をという言葉の中の下敷きになっているものは、少なくとも、市長自身の深層心理の中で、これでようやく3期目やれるよと。思い切ったことができる。ただ、いささか後ろめたさがあるかどうか知りませんけれども、この間の賀詞交歓会の中でどういうことを言ったか。強いと言っても、独裁的ではない、あるいは権力をかさに着て何かをやるということではありませんというような注釈をした。これはまさに言わずもがなのことであります。民主社会において、あるいは独裁的とか、権力をかさに着るということはあり得ないわけでありますから、あえてそういうことをここでお断りをしなきゃならんということの中に、やはり私がかねがね体質的なものとして市長のこれまでのいろいろな行政運営で感じているものがそういうことではなかったか、そういう危惧に対してまずもって予防線を張る、そういうような印象を受けたわけであります。  少なくとも、これまでの人事異動等を見てまいりますと、必ずしも適材適所ではなかった。言葉はまさに適材適所でありますけれども、実質的にはそういうことではない。そのために、具体的には、行政が滞る、こういった事態も起きているわけであります。卑近な例で、例えば申し上げますと、柏原工業団地にある野球場の整備でございます。これは建設委員会で当時論議をしていたところの計画でありました。具体的にはどういうような形であの球場を計画するのかというふうな論議を前年度までしておったわけであります。そして、次年度に、今度は担当課長がかわりました。それで、委員会を開くいとまもなく、どこでどうしたのか知りませんけれども、球場の改造の設計委託がなされた。あっという間にできて、それから工事が始まった。そして、でき上がった野球場はどういうものであったか。とてもじゃないけど、使い勝手が悪くて、どうにもならない。私が議長時代に、市の野球連盟の方々から大変苦情をいただきましたよ。どうしてああいうような野球場の整備をしたのかと、これは大会運営上大変なことだと、非常に困っておると。で、私もそういうことは前からわかっておりましたから、その改造、改良につきまして、いろいろ申し上げました。まあ、担当部局に申し上げましたけれども、いまだに改造、改善はなされておりません。今のままとにかく推移しているわけでございます。たまたま私が過日そのときに野球場へ行ってみましたら、法政大学の附属の法政一高が練習をしておったわけであります。で、監督さんが言うのには、この野球場は非常にすばらしいと、よく整備されておりますけれども、残念なことに公式野球場で使えるような整備がなされていない、一番困ったのは打撃練習ができないと。つまり、防球ネットも何もないわけですね、十分な。ですから、公式のバッティング練習をするということができない。したがって、守備の練習だけやって帰るんだと、こんなことを言っておったわけであります。私は、なぜあのときに適材適所と称される人事異動をやって、したがってそういう野球場ができたのか。これは、些細なと言っても、何億と事業費をかけた事業でございますから、些細とは言えないと思うんですね。これは明らかに、私は、人事異動におけるところの失敗であったんじゃないかと。巷間、伝えられるところによれば、その人事異動についても、6号バイパスの問題に絡んで云々という話が出たり、いろんなことがありました。まあ、それはさておいて、そういったことの一事をもってしても、その担当部局、あるいは議会、こういったものが十分に精査した中で行政の運営がなされないと今日のような結果を招来するということの一つの例であります。  私は、そういう意味で、強い石岡建設という言葉は結構でございますけれども、しからば、先ほど申し上げましたように、具体的に、どこから見て強いのか、何が強いのか、また、そういう「強い石岡」というもののイメージですね、あるいはアイデンティティーと申しますか、石岡というのはこういうものだよということを対外的に示すような、そういった施策は一体何なのか、それはどういうふうにして策定していくんだと、こういったことについての明確な市長のお答えをいただきたい。これなくしては、恐らく今後この強い石岡建設ということは市長にとって大変市政運営をしていく上で足かせになっていくんではないか、あるいは独断専行になっていくんではないか。ただただ強力にという意味合いで、リーダーシップを発揮するんだという意味合いでそういう方向に行くならば、議会はまさしく数の論理でございますから、多数決で決められるわけであります。でありますから、いわゆる市長の政策を支持する人が数多くいれば、全部通っていくと、全部可決されていくという結果になっておるわけですね。これは大変な問題だろうと思うんであります。そういう観点から、市長が「強い石岡」を建設するについての道筋をここで明確に示していただきたい、市民の皆様に示していただきたい。  今日は多数の傍聴の市民の皆さんがおいでになっております。恐らく、私は議会生活に入りまして20有余年になりますけれども、これほど熱心に傍聴席がいっぱいになったという経験はそうございませんで、非常に今日おいでになった皆さんに対して心から敬意を表するわけでございますけれども、このような市民の関心が高まっているということは、やはりいかに石岡の市政に対して、今、ひょっとすると漂流していくんではないかという石岡市に対する危惧の念が、市民の皆様のいろいろな心配が、こういう形でやはり市議会の傍聴というようなことになってあらわれているんではないかというふうに、私は今、感じ取っておるところでございます。そういう観点で、せっかくの機会でございますから、市民の皆様に、この機会に、市長が今考えていること、記者会見で述べたこと、将来どうするんだという石岡に対する未来像について、あるいは対外的イメージ、そういったものについて、ここで篤と思いのたけを述べられれば、まさに市民の皆様は納得をされるだろうというふうに思うわけでございます。そういう意味合いにおきまして、どうぞひとつ、私が今申し上げた質問の内容を参酌していただきまして、お答えを願いたいというふうに思うわけでございます。  以上、1点目はそういうことで終わらせていただきたいと思います。  次に、6号バイパスについて、お伺いをしておきます。  私はここで明確に、日時を追って説明をしてくださいということを申し上げました。それで、前回の定例会におきましても、6号バイパスの経過について質問をしております。それで、その中で、具体的に聞いております。そして、その中で、市長は本当に具体的にお答えが出てきていないんですよね、これ全部見てみますと、会議録を読んでみますと。そういう観点から、私は、今度は日時を追って、どういう経過であのルートが決定されたのかということについて、そして、その中で特に、石岡市長がどのようなかかわり合いをしたかということについて、お伺いをしたいわけであります。  それはなぜかと申しますと、平成4年に、6号バイパスの概略路線について発表が、9月11日ですね。これは市議会の全員協議会で5万分の1の地図が配付されたわけでありますから、その時点で概略路線が出たわけですね。少なくとも、あの路線は航空写真をもとにして引いておるわけですから、まるっきりいいかげんに引いているわけではありません。で、その概略路線について、建設省の工事事務所から発表をする前に、どのような経過でそういう路線になったのか、あるいはそういう概略路線を策定するまでの経過の中で市長がどのように建設省に働きかけをしたか、こういったことについて一度も明確になっていないんですよね。それで、その後ずっと、計画決定に至るまでの中でいろいろ打ち合わせをした、何をしたというのが出ております。私もそういうことで日時を追って、経過を追って質問をしておりますけれども、その中で一度も、市長がこの路線決定に至るまでの経過の中で具体的に建設省とどういう交渉をしたかということを言っておらない、説明をしておらない。ちょうど平成8年でしたかね、8月30日に、各市町村の首長に2,500分の1の資料が配付されたと。で、我々、市の議会の全員協議会では1万分の1の資料が配付された。これが平成8年8月10日でございまして、そういった中から具体的に、今度は石岡市の、この6号バイパスの都市計画に至るまでの協議が、手順が示されてきたわけであります。  で、私はここでひとつお伺いをしておきたいと思うのは、千代田町を通過する部分、これは最初は高架で通過すると、高規格道路で来るというようなお話があったわけであります。ところが、地元の地権者、関係者から反対があった。それじゃ困る、あくまでも平面交差でやっていただきたい、そういうことで若干計画の内容が変わったわけです。若干じゃなくて、道路構造が変わったわけですから、大変な変更をしなければならない、そういった状況になったわけであります。それで、約1年間くらいおくれたわけでございますけれども、その間に、時間をかけて、千代田の鈴木町長を先頭にして協議を何回も重ねて、そして、現在のルートについて決定を見たわけであります。したがって、千代田町では、6号バイパスについての建設については、1人としての反対者はございません。また、一方、玉里村においてもございません。石岡市において、反対者が二十数名おるというような結果が生じたわけですね。で、その中で、この反対者に対してどうしたらいいのかということについて、私は前にも一般質問の中で申し上げました。たかだか26人じゃないかと、反対者はね。その26人の反対者を説得できないのかと、市長自ら説得したらどうなんだと、だれが反対しているかということもわかっておるんだから、それについてどう対応するかもできるわけだからというようなお話をいたした記憶がございます。それはたしか9月の定例会だったか、6月の定例会だったか、私は指摘をしておいたところのことでございます。  そういった中で、まあ、市長がどの程度おやりになろうとしているのかわかりませんけれども、その中で、そういう経過の中で、先日の商工会議所主催賀詞交歓会、このときの年頭のあいさつで、市長は、促進のための総決起大会をやるんだと、これも一案だというような話をしておるわけであります。恐らくそれも、以前ここの6バイの促進についての協議会、期成会の中でも、市長は6号バイパス促進のための総決起大会をやりたいと、そういうのも一案だというのを言ったことを私は記憶しておりますけれども、そういう中で、私は私なりにその立場で申し上げたのは、6号バイパスについて反対者が出ているのは石岡市だと。それで、石岡市の中でそういう反対地権者に対してどのような説得をするんだと。その前段として一番大事なことは、なぜそのような路線決定がなされたかということについて、その反対者に具体的に経過を説明をすると。一般的に考えますならば、道路をつくる場合に、家屋が密集している場所は当然避けるわけであります。これは常識的なことであります。で、中津川について言うならば、実際にどういう路線をとることが人家がかからない路線になるか、あるいは埋蔵文化財といったものの史跡にぶち当たらないか、こういった観点から当然路線が決定されてしかるべきだと私は思うんでありますが、その辺についてもまだ一度も市長から具体的な説明を聞いたことはない。ただただ、建設省にお願いをして、あるいは県にお願いをして、そして6号バイパスの完成に向けて努力をするんだと、こういった言い方しかしていないわけです。ですから、反対地権者が一番いら立っているところのものはそういったことで、なぜそういうふうに決まったかということについての具体的な説明ですね。しかも、私は前回の一般質問の中でも、その中に地権者として市長が入っておると、市長の所有している土地が入っておると、こういった指摘をして、まあ、市長の答弁から、それは事実であることの確認を得たわけでございますけれども、そういったことについても、なぜそういうふうになったかということをやはり具体的に説明していかないと、だれも納得しないと思うんですね。それがやはり行政を担当する、行政に対して責任を持つ市長としてのありようではないかというふうに私は思うわけでございます。このことについて、具体的にやはり市長が説明しない限りにおいては、恐らく中津川の地権者の皆様方が納得はなさらないんじゃないかと。  そして、いろいろ巷間言われるところのものによりますれば、何、都市計画決定したんだから強制収用すればいいんだという話が出ます。しかし、これは、強制収用について実務を知らない人がそう言うだけの話であって、実際に実務を知っているならば、軽々に強制収用をやれなんていうことは言えません。いろんな計画が煮詰まって、煮詰まって、最終的にこの時点を逃してはできないんだというような状況が現出しない限りは、そういったことは行われ得ないんであります。今回、泉橋の架け替えにつきまして、強制収用がなされました。現時点では、もう間もなくそれが終わりまして、その執行がなされるわけでありますが、それにしても、いろいろな観点から十何年間経過しているわけですね、泉橋の架け替えが行われるまでに。昨年の11月から、ちょうど私が議長時代から、いろんな話で県当局といろんな折衝をし、いろんな協議をした。まあ、それなりの立場でいろいろやってみました。地権者との話し合いもなかなかうまくいかないというような状況にあったわけでありますが、昨年の3月8日に、事業を行うという申請を建設大臣に進達をいたしたわけであります。したがって、そういう中で県は事業認可を建設省から得たわけであります。そして、その告知が、あの泉橋のわきに、たもとに看板が出ておりますけれども、告知板が出ておりますけれども、ああいうふうな形になった。それで初めて事業認可に対する強制収用の手続が行われたわけですね。その間も地権者といろいろ協議いたしましたけれども、なかなか折り合いがつかないというような状況で、最終的には強制収用の手続をするというような方向で県が収用委員会に申請をいたしまして、収用委員会で何回かの協議を重ね、今現実にもう収用の手続は終わったということを聞いておりますが、今、そういうことで工事が始まるというようなことでございます。そこまで行くまでにもう、先ほど申し上げましたように、十何年かかっているわけですよ、何度も行きつ戻りつ。そしてまた、泉橋が非常に危険な橋だというようなことですね、そういうことを県当局も言っていたにもかかわらず、なかなかそういう事業に着手できない。  ですから、個人の私有財産やいろいろな権利を制約するというのは簡単にいかないというのは、ご存じのとおりだろうと思うんですね。そのときに一番大事なのは、県当局もそうでありますけれども、石岡の市長さんが一体この問題に対してどのようなお考えを持っているのか。これは県の仕事じゃない。あるいは、国道について言えば建設省の仕事ではない。つまり、石岡市内を通る県道あるいは国道であっても、これは市の道路であり、我々市民にとって大切な道路だという観点から見てまいりますならば、当然、その行政の責任者として、国、県に対してはもっともっと強力な発言をできる、そういう立場にあるわけであります。私はなぜこのようなことを繰り返し申しておりますかと申しますと、これは、先ほど申し上げましたように、千代田町においてそういうことをやった。千代田町の町長が、道路構造を変えてまでも道路の建設について建設省と折衝をして路線決定をしたと、こういう経過があるわけであります。でありますから、しからば、じゃ、石岡の市長は一体その間に何をやったのか、どういうふうなかかわり合いを持ったのかということになってくるわけであります。そういう意味で、市長から、その辺の経過。具体的に折衝している中で、建設省との協議の中で、石岡市長として、行政をあずかる責任者として、どのような形で協議をしたのか、そしてまた、首長としての権限を発揮されたのか。少なくても、中津川の皆様方から、路線変更を求めると、そういった要請も出ております。これが可能なのか、可能でないのか。都市計画決定がなされておりますから、現時点では全くできません、これは。できませんけれども、これはそのような観点から、だれしも6号バイパスの建設促進については、反対、異存がある人はいないわけでありますから、そういう観点でとにかく市長がどれだけ建設省に働きかけをするかということで決まってくるわけですから、そういう意味合いでは、市長の行政責任、あるいは政治的責任というのは非常に大きいと、私はそう思うわけであります。  こういうことを踏まえて、「強い石岡」をつくるんだとすれば、そこで初めて市長が他市町村に対してしかるべきメッセージを発して、そして理解をいただいて仕事を進めていくと。あるいは、市民の皆さんにそれなりのメッセージを送って、理解をしていただいて協力をしていただく。まず、そういう観点から市長のご見解を承りたいということで、第1回目の質問を終わりたいと思います。 8 ◯議長(海老澤通弘君) 市長・木村君。                  〔市長・木村芳城君登壇〕 9 ◯市長(木村芳城君) 第1点目の、強い石岡建設とはどういうことであるかというご質問であります。私が記者会見や市民へのあいさつの中で「強い石岡」と表現したことは、平成12年度の最終年度であります、この第3次石岡市総合計画、「自然と歴史、文化の共生した快活都市」の理念を今までやってきたわけであります。この5つの基本目標を立てて政策の大綱をつくって、いろいろと皆様方にお示しをして今日まで来たわけであります。この第3次総合計画が、あと1年3カ月で一応10カ年の中での仕上げの時期となっているわけであります。そういう中で、今後、特に何をとるべきか。そういう点で、私は、第1点目には、本年の4月にオープンいたします、福祉の拠点施設でありますふれあいの里を中心といたしました介護保険の制度の充実をはじめ、これまでいろいろと行ってきました福祉の政策の充実等々を、福祉に強いと、こういう言葉で表現したわけであります。その件につきましては、この福祉の施策の中でいろいろと示してまいりました。そういうものが充実していかなければならないと、また、いくべきだろうと、こういうことであります。また、皆さんの方からも毎年ご要望が出ております道路整備、排水の側溝、下水道の事業の推進等々も、いろいろと毎回出てきているわけであります。そういうような都市基盤の整備の促進、こういうようなことを、私は、道路行政に強いという言葉であらわしたわけでございます。そういう中でも特に、コミュニティを進めていかなきゃならない地域の活躍といたしまして、地域コミュニティセンターの建設なども進めてまいりました。そういう中で、街路灯だとか防犯灯の整備なども図ってまいってきたものが、私は、生活密着型の行政に強いというような表現をいたしたわけであります。そういうようなことを記者会見の中でも申し上げてまいったわけでございます。そういうようなことで、2期8年間、市民の声を聞きながら、私は、議員各位のご指導を賜って、あらゆる事業の進展をしてまいってきたわけでありますので、先ほども申し上げましたように、「強い石岡」ということは、施策の推進に当たってさらなる充実していかなければならないことに対して努力をしていく、そして一つ充実されることを、私は、強い石岡を建設すると、こういうことで述べさせていただいたわけでございます。  そういう中で、議員ご指摘の中で、選挙中にこの言葉が出なかったと、こういうことでありますけれども、先ほど申し上げましたような、ふれあいの里の整備だとか、下水道だとか道路の整備等々につきましても、特に生活密着型の行政を進めていかなきゃならないと、そういうようなことを私は十分に選挙期間中にお話をいたしましたものでございますから、それを今回の記者会見とか市民の皆様方に「強い石岡」としてあらわさせていただいた次第であります。  具体的に、そしてどうしたらよいかということでありますが、いろいろな施策を進める上では、何といたしましても、議員各位の協力を得なければ、充実した仕事ができないわけであります。それは、私は、「強い石岡」をつくり上げていくのは皆様方にご理解をいただかなければならないと、こういうことで一生懸命説明をして、ご理解をいただいて、進めていかなきゃならないと。そういう中で、具体的にいろんなものが出てくる、出てきたものに対して皆様方にご理解をいただくと。理解をしていただくというのは協力をいただくということと私は同じだと思っておりますので、今後ともその件につきましては十分にご理解をいただきたいと、このように考えているところであります。  その中で、8年間の各広域行政につきましてお話が出ましたわけでありますけれども、どのような状況になっているかということもありますが、議員ご理解をいただきたいのは、6首長がいろいろと集まっておりますが、私は有効に思っておりますし、各首長さんも、私を助け、そしてご協力をしていただける首長さんだと思っておりますので、だれ一人として私の方から言われる首長さんでもありませんし、また、一生懸命に広域行政を進めていこうという首長さんだと私は確信をしているところであります。そういう中で、一つのメッセージをどのような格好で送ったかというようなご質問でございますが、県の図書館が大変狭隘していると。そういう中で、県立図書館をどうだろうというような話が新聞等に出ましたものですから、すぐに広域の6首長さんのところへお邪魔をいたしまして、この話をしましたらば、いや、石岡でそういうことでやるんだったら私たちも協力するよということで、そのときに、議長さんまで要望書に判を押して、届けてきたわけであります。そういうようなことをやっぱり私の方から送ったというようなこと、それから、一番早くできたところでも、これは実施できませんでしたけれども、あの保健所が石岡を去るというときにも広域的には私は行動に移したわけであります。そういうような一つ一つが私は広域行政の中に理解をされていくんではなかろうかなと。今回、ふれあいの里のオープンに当たっては、入場料も広域で同じように取れる料金を検討してまいりたいと、こういうことを庁舎の中で担当の方に指示をしているところであります。そういうようなことを一つ一つやっていくことが、私は、いろいろな面での充実した石岡をつくり上げていきたいと、そういうようなことを、強い石岡をという表現であらわしたわけでありますので、ご理解をいただきたいと思っております。  次が、6号バイパスでございますけれども、具体的に市長がどのようなことをかかわったかということが論点の問題だと思って冒頭に答弁させていただきますと、それと絡めて、千代田はあのようなことで道路体系が変わったんだということでご指摘も受けましたものですから、冒頭に回答をさせていただきますが、私は、この概略路線を発表して以後、皆様と一緒に、建設省、県の方にいろいろとお邪魔をいたして、早く決定した路線を発表していただきたいと、こういうことの要望だけで、具体的にいろいろな、千代田さんのような、あのようなことはいたしておりません。  その中で、特に、平成4年9月12日に発表された以後、常陸工事事務所において、都市計画決定までの環境アセスの評価、アクセス道路等の都市計画決定に向けての資料作成に、市町村の担当をはじめ関係機関、これは土地改良区だとか文化課とか鉄道関係、河川、上下水道の関係者との事務レベルでの協議を進めていたというところであります。そういうようなことにおいて、平成6年1月7日、国道6号バイパスのアクセスの協議、これは特に幸町・田島下線と蓬莱・傾城線の立体交差点のアクセスの協議、こういうようなことをしておると、こういうことは担当の方から聞いております。それから、平成7年10月12日、これは建設省、茨城県、関係機関、町村の協議で、建設省は、平成8年度に都市計画決定まで持っていきたいと、こういうようなお話であります。そして、環境アセスが完成すれば、地元説明会を開いて、アクセス交差点の形態とまちづくりに位置づけた道路にしていきたいというような協議をしたところであると。それで、8月30日に、私の方の、私はこのとき出張しておりましたが、首長等々に現路線が発表されたというところであります。議員に特に質問を受けておりますような、この道路に対してこうしろとかああしろとかというような協議は、私は具体的に持った場所には出ておりません。それから、この概略路線から決定路線まで行く間に、皆さんと一緒に建設省に行ったり県に行ったりしたわけでありますから、私個人で面会したことは一回もありません。担当者を連れていったり、議員の関係者の皆さんと建設省とか県に行っただけでありますので、全部、記録的なものとか、議会の皆さんと一緒にその場所でお願いしたわけでありますので、私は、具体的にと言われても、具体的に対応したものは皆さんと一緒の行動だけでありますことをご理解をいただきたいと思っております。  それから、総決起大会を開いていきたいというようなことは過般も述べさせていただきましたが、やはり反対者の皆様方にご理解をいただくように私も努力をしていきたいと思っております。しかし、その糸口をどのようにしていったらよいかということは、議会の皆様方とやはり一緒になって、お教えをしていただいたり、また、ご指導を賜ることが、私は、その道が開けるというようなことも含めて、総決起大会等を開いて早く6号バイパスの着工に向けていきたいという気持ちで述べさせていただいた次第であります。  以上です。 10 ◯議長(海老澤通弘君) 暫時休憩いたします。10分程度といたします。                   午前10時53分休憩            ───────────────────────                   午前11時09分再開 11 ◯議長(海老澤通弘君) 休憩前に引き続き会議を開きます。  19番・寺内 毅君。 12 ◯19番(寺内 毅君) 2回目の質問をするわけでございますけれども、ただいま市長の答弁を聞いておりました。6号バイパスについては、全く私が質問している趣旨を取り違えているようでございます。この辺については、議長においてですね。私は、また同じような答弁をするんだったら、もう質問しません。立ちませんから。私はそういう趣旨の質問をしているわけじゃございません。市の責任者として、どのような、道路決定に至るまでの経過の中で、協議の中で関与をしたのか。これは責任者ですから、当然やるべきでしょう。やらない方がおかしいですよ。今の話を聞いていれば、市長は、6号バイパスについては全く国任せで、最終的に都市計画決定路線が決まる時点で地元も何も状況を全く考慮せずに判子を押したということになるわけですよ。一体これはどういうことなんですか、市長。  いいですか。じゃ、市長、言っておきますけどね、平成9年2月、建設委員会が常陸工事事務所へ行って……、いいですか。これはメモですから、公式の文書じゃございませんから、いろいろな行き違いが出てくるかもしれませんけど、こういうことなんですよ。当時の工事事務所の課長さんがこう言っているの。平成7年の7月に都市計画課長に説明したと。で、7年の11月に、各市町村の皆さんに集まってもらい、この案ということで見せているんですよ。平成7年ですよ。石岡市からは笹目参事が出ているんですよ。じゃ、笹目参事からどういう報告を受けているんですか。平成8年2月に、大体できたので県を通して市町村に渡していると。2月か3月のころだと思うと、正確に日時は言えないと、わからないと。で、実際に、未定稿なので取り扱いに注意してくれということを念を押したというようなことを言っているわけですね。それでまた、だれに見せてよく、だれに見せないでもいいというような質問が出たが、それは皆さん方の判断でやってくれと。国はとにかく、建設推進協議会があって、そういうところでセレモニー的に図面を渡すという場を市長さんが欲しがっているということで、我々道路建設課が行って、都市計画決定に必要な資料をお渡ししますと。だが、その後の責任はすべて市である、都市計画をするのは市である。これは当然でしょう。法律上、そうなっていますから。で、その時点で──都市計画を決定する時点ですよ、市長は、路線について知らないということはあり得ないんだよね。知っているわけでしょうよ、だって。どうやって都市計画決定についての書類を石岡市の総合計画審議会に出せるんですか。恐らくそういうものを見ていれば、どこの家屋がかかって、どこがどうなるかというのはわかるわけですよ、わかっているわけですよ。それがわからないというのはどういうことなんですか。これは単に盲判を押したと。国が言ったから、それでいいんだろうということで押したということでは、これは重大な政治責任は問われますよ、首長として。  これはあくまでも今までの経過についてのメモですから言いませんけれども、公文書でないから、事実関係について言われたやつをメモして筆記したものですから云々ですが、これね、いいですか。なぜ千代田が変わったかということになると、その当時、阪神大震災があった。その前に、千代田で、このルートについてどうするんだということでいろいろ話があった。それで、当時の道路構造令では、平面交差ができないと、こうなっていた。ところが、11月に、道路審議会。これは平成何年ですか、その後ですから7年かそのころでしょう。道路審議会等で、道路構造令が変わりそうだということになったので、現実には阪神大震災が起こるなどして道路構造令は変わらなかったけれども、そういう中で、変わるかもしれんというようなことで検討を始めた。それで、1月17日のね、もうちょうど5年になりますけれども、大震災で高速道路が真っ二つになっている映像が報道されたりなんかで、その結果、千代田で、高規格のそういう道路を建設することは難しいというような話になって、再設計を始めた。そういう方向でやりましょうということで、6月ころ、まとまった。それで、その後、基本的な構造が決まった。こういうことになっているわけですよ。ですから、千代田がこういうことで具体的な働きかけをしているわけですよね、道路構造について。私が申し上げたいのは、町長を先頭にしてそういうことを具体的にやっているわけですよ、住民の要望を受けてね。しかも、地元民がそういう道路では反対だよということを言っているから、そういう要望が強いから、それを受けて、具体的にどうするんだということで申し入れがあって、そういうふうになったわけですよ。市長ね、お伺いしますけれども、この道路の協議について、じゃ、当時の参事や、あるいは担当官から、どういう情報を得ていたのか。  また、具体的に言いますとね、いいですか。平成5年の11月12日、この中で、いいですか、市役所の4階で、県あるいは国のそれぞれの担当課長が来て、今後の打ち合わせ等をやっている。平成5年11月ですよ。やっているわけですよ。ルートの調整、修正、こういった説明をしているわけですよ。そういう情報は具体的にどうなんですか、市長の手元に上がっていないんですか。それで、平成6年1月7日、6号バイパス打ち合わせということで、市長、平澤部長、飯田参事──現収入役だね。草間課長──今は教育次長だ。小沼副参事というのは、これは建設にいて、今は教育委員会にいる。この人たちと打ち合わせをやっている。具体的にこれはやっているわけですよ。これは平成6年1月7日ですよ。これはメモ。これもやっているわけでしょう、市長。入って、やっているわけですよ。ただ単に、議員と皆さんと一緒に行って、東京へ行ったり、関東建設局へ行って陳情する。そんなのは仕事じゃないですよ。私はこれ、6号バイパス関係では、まあ、たまたま委員長やなんかで、そういう立場で何回も行っていますよ。いつか来た道を毎回行っていますよ。だから、いいですか、市長、そのこと自体が道路促進のための仕事じゃない。市長自身がですよ、どういう路線になってくるかということについて詳細に検討をしていく、あるいは情報を収集していく、あるいはまた、国に対して要望を申し上げる、これが市長の仕事でしょうよ。  平成7年10月12日に、どういうふうにするかということで、水戸市、国、道建、あるいは、これは県庁ですね、都市計画課、あるいは土木、道路整備、土浦、千代田、石岡、玉里、こういった関係者が全部集まって協議をしているわけですよ。そして、アセスメントが終わればね、環境調査が終われば説明会に入りたいと、こういった経過になっているわけです。それから、同じく平成7年の11月2日、アクセスについてのヒアリングが、常陸工事事務所、県、市。都市計画決定、あるいはそれについての道路の変更、路線の変更、こういったことについてのアクセスのヒアリングをやっているわけですね。これはアクセス道路についてですから、どこにアクセスしていくかというようなことについてやっているわけですよ。それで、その12月25日にも行っているわけですよ。そのときの部長が村田部長、笹目参事、小沼副参事。それで、この時点で2,500分の1の図面について、平成8年に、変更がないときには渡せるかもしれんというようなことが言われてきているわけですよ。だから、どういう状況になっているかということについて、部局からの報告がなかったんですか。市長はあれですか、つんぼ桟敷だったんですか、この問題について。全く知らされていないんですか。そんなことはないでしょう。全部復命しているわけですよ。2月9日、6号バイパス・アクセス打ち合わせ。これね、市長公室でやっているよ。市長、浅野参事、中村課長、佐藤係長、村田部長、笹目参事、草間課長、小沼副参事。アクセスの都市計画決定について市長了解と。これ、平成8年の2月9日ですよ。市長が了解しているということは一体どういうことなの。本ルートの方についてだってね、十分に承知をしているから、それでオーケーを出したんでしょう。そうじゃないんですか。道路の具体的なルートがわからなくて、何でアクセスについてオーケーを出すことができるんですか。  さっき一生懸命、私は何も知りませんと、国がやってくれたのをそのまま承認しただけだと盛んに言っている。これね、市長ね、私はあえて、あなたの所有地がルート上にあったとかなんとかというのはどうでもいいことなんですよ、そんなことは。これはだれかの土地を通らなきゃいけないことははっきりしているんだから。だから、そういうルートを決定していく過程において、どこまであなたが関与したか、市長が関与したのかと。あるいは、関与と言っては悪いかもしれんければ、要望をしたのか、国に対して。あるいはね、例えば、市長のところの用地にかかりそうだったらば、逆に言えば、私のところはかけないでくれと言うことだってできるわけよ。いろいろ問題が後で起きたら困るからというふうなことだってできるわけでしょう。今、巷間言われていることがどういうことか、知っているでしょう、市長も。あなたの用地にかけるために道路を振ったとか振らないとかという話が出ているわけ、うわさ話として。これは大変なことですよ。で、今、これ、日にちを追ってずっと説明しているわけですから、全く市長が知らないということはあり得ないでしょう、これ。これはメモにちゃんと全部残っているんです。それから、全部聞いているわけです。部局から復命させているわけです。  そういう観点から、質問の順序が変わりましたけども、先ほど一生懸命、私は知らないということを力説するために、自分の所有地にかかったことを弁解するのか何か私はわかりませんけども、そういうことをやったんじゃないということを言いたいためにそういう言い方をしているのかどうかわかりませんけれども、そういうところが反対者を説得できない大きな原因なんですよ。そこへそういうルートができていくまでの必然性といいますかね。だから、中津川がかかったというのはわかっているわけでしょう、家がかかりそうだというのは。これだけかかる。わかっているんならば、これはかかるとまずいから避けてくれよという言い方だって、できるわけでしょうよ。普通、そうじゃないですか。周りに平坦な畑とか、障害が少なければ、そっちの方へ若干でもいいから移してくれというのが普通の考え方じゃないですか。だから、かけざるを得なかったということのね、中津川の集落の一部の住宅を用地の中に取り込まざるを得なかったということについて、市長がよって来る必然性というものできちんと説明しなければ納得しないでしょう。私たちが言っているのは、そのことを言っているんですよ。万やむを得ず、どうやっても道路の線形上こうならざるを得ないんだと。建設省と折衝した結果、道路の構造、いろんな計算の結果、どんなことがあっても現在のルートが最良のものだと。そういうことを説明するだけの十分な根拠を持たなきゃだめなんですよ。でなきゃ納得しないでしょうよ、対象になる人たちは。そうじゃございませんか。みんな家がかかると言ったら、最初はみんなびっくりしますよ。それは補償の問題とかなんかじゃないでしょうよ、だって。生活環境が全く変わるわけですから。それはその関係地権者にとっては重大な問題だと、私はそう思うんですね。  だから、ただいま申し上げましたように、ルート決定に至るまでのその中で市長が具体的にどういう働きかけを国にして、いいですか、そしてそういう結果になったんだということをきちんと説明してください。だから、私は冒頭で言ったでしょう。今日はたくさん傍聴の市民の方がおいでになっているから、私に答弁するんじゃなくて、市民の皆さんに説明してあげてくださいということを冒頭に私はお断りしているわけですよ。私はあなたからどのような答弁をもらおうとも、そういうことじゃなくてね、市民の皆さんがどう受けとめてくれるか、どう理解してくれるか。先ほどから盛んに、議会の理解を得てと。議会の議員はたった24人ですよ。ただフィクサーとして、犠牲として、代表しているという形をとっているだけでしょうよ。だから、言葉ではね、代議制だからこういう形になっているだけの話で、ケース・バイ・ケースですよ。個々の問題になったら、これ、どうしようもないでしょう、実際に。反対地権者のところへ行って、どうぞご理解を賜りたいと、議会の議員の皆さん、行って、お願いして歩くんですか。それでも、なおかつ反対だと言われたときに、我々、どういうふうな返事をしたらいいんですか。曲げて、同意してくれというような言い方をするんですかね、これね。  ここの具体的ないろんな日時をずっと追っていると、全く市長がかかわり合っていないというようなことはないわけですよ。ちゃんと出ているわけだ。記録に残っているわけですよ。そのときの会議の中で市長はどういう発言をしているのかということを私は聞いているわけだよ。メモもとっていない、何もとっていないんであれば、それはそれなりに記憶をたどって、あのときこう言ったとか、言っていないとか。少なくとも、私が一般質問の通告をして何日たっていますか。2週間以上あるわけですよ。17日告示ですからね。で、私が一般質問の通告をしたのは17日ですから。私は、内輪話をしておくと、担当部局にちゃんと言っておいたんだからね。市長にちゃんと答弁できるように資料を全部提供しなさいと、建設部で持っているすべての資料を全部提供してあげなさいと、こう言ったわけですよ。その資料をあげなさいと。その資料がないとしたら、一体これ、どういうことなんですか。しかし、ここで退任した職員はたくさんいますけれども。異動したり何かで。これはね、異動したり退任した職員は関係ないということじゃなくて、行政は継続しているんですから。ですから、幾らでも市長は事情聴取はできるでしょうよ、そのときどうだったということは。何でこのことについて資料がないんだということについて、職員に聞くことができるでしょうよ。そういう立場にいるわけでしょう。命令できないんですか、資料を出せって。そしてまた、自分が参加した、関与した会議について、どういうことを自分が発言したか、具体的なメモがどうなっているのか、あるのかないのか、そのくらいのあれはできるでしょうよ。  この6号バイパスの経過の中で、平成元年から始まって、これ、メモ的にずっと日時を追っていくというと、あるんですよ、間違いなく。ただ、いろんな資料がないというのは、ちょうど平成7年前後ですよ、そう言うんだとすれば。課長が異動して、いなくなったとき。これは何でか。荒野さんの──名前を出して悪いけども、平成5年10月25日改築の建築確認申請が、11月12日に許可が出ているわけですよ。10月25日に申請がなされて。で、このときの話が、いや、バイパスにはかからないよという話で始まったんだという話が出ているわけね。だけど、この辺についてだって、実際に具体的に説明できるでしょうよ。本人は聞いているんだって言うんだもん、担当者に。で、担当者がそれをかかるとかかからないとかと言ったとか言わないとかは別にして、そういうことについてだって当然メモがあってしかるべきでしょうよ、そういうものは部局に。それもないということになったらば、石岡市はこれまでの、6号バイパスの、いいですか、建設促進だなんて口で言ったってね、これはだれも信用しませんよ。市民のみならず、建設省が信用しないでしょうよ。一度つぶしているんですよ、この6号バイパスは。それで、もう一回やって、もう一回これもだめだったわけだから。これ、3度目ですよ。で、私が一番最初に建設省の担当者から聞かれたことは、寺内さん、もう今度は反対運動はないんでしょうねと。私も調子がいいから、今度はないでしょうと言っちゃったよ。そうしたら、あに図らんやでしょうよ。あれよあれよという間に出てきたわけですよ。そのときはまさか、こんなかかり方をしているということはわからなかったから、こっちも。誠に不明なことにね。事前に知っていれば、これで大丈夫かと、こんな路線決定で本当に大丈夫なのかということを言ってあげられた。私どももね、一応常任委員会の担当している者として、当然言えたわけですよ。そういう資料も何もないんだから、言いようがない。そういう観点からすれば、今度のこの6号バイパスについてこれまで市長がどういうことをやったということについて、本当に私はさっきも何度も言っているでしょう。具体的に日時を追って、8年間の間。8年間やっていたわけじゃないんだから。大体、具体化したのは平成4年あたりからですから。その辺から本格化してきたわけですから。そうなってくれば、心構えとしてどうするかというのははっきり出てくるわけでしょうよ、市長として。  じゃ、ひとつね、もう一つお伺いしておきますけれども、市長はこのバイパスについて、部局にどんな指示をして、どういう復命をさせたんですか。国との交渉、国との協議、そういった中で、どういう指示をしたんですか。そして、最終の都市計画決定の路線ルートに至るまでの経過の中で、具体的にどういうことをやったのか。これ、市長、わかるでしょう。秘書課に日程が全部書いてあるわけだから、自分がどこで何をやったかというのは。それをめくって、記憶を起こしてみてくださいよ。思い起こしてみてください。そうでないと、6号バイパスについては進みません、これは。我々議会もやりようがありません。頭を下げてきてくれというんでは、子供の使い。反対地権者のところへ行って頭を下げる。これは簡単ですよ、下げてくるということだけであれば。説得しなきゃならないんでしょう。しかも、なおかつ、同意してもらうということまでやらなきゃならん。そういうことはまず不可能でしょう。それでまた、議会がなぜ市長の命を受けてやらなきゃならんということも変な話だしね。やるとすれば、我々は自発的にやるわけですけれども、今度の一連の反対運動の責任の100%、これは市長にあるわけですよ、責任が。と言っても過言じゃない。私はそう思いますよ。これらの経過全部、メモを見たり何かして、備忘録やなんかを見ていると、間違いなくそういうことだと。だから、一人で頑張ってやってくださいよ、これ、地権者に対して。どんなことがあっても。総決起大会なんて、そんな愚にもつかないナンセンスなことをやったって、どうにもならないでしょう、だって。だれに向かって促進の決起大会をやるんですか。  そういう意味で、私は、市長がね、これこそ……。強くなくてもいいでしょうよ、この辺は。もっと謙虚に、まず地権者を説得するということ、そのためにはどうしたらいいかということを十分考えてください。朝早く行って、お会いしたいと言っても、なかなか会ってもらえなかったということを聞いておりますけれども、これはあくまでも、一方においては路線の変更をしてくださいという要望が出ているんだから、路線変更と促進では噛み合わないわけですから。だから、簡単に言ってしまえば、行っても無駄だということに相なるわけですよね。そこで、市長は今後の対策として何を考えるのか。現ルートは都市計画決定をされておる、変えられない、こういった中で、市長の果たすべき役割は何かということについて。だめですよ。努力しますとか、とにかくご理解をいただくというような答弁では、これは答弁にならんから。そうでしょう。どんなことがあっても理解していただきたいと、そのためにはどんな手だてもやりますよということです。そのくらいの不退転の決意をもってしなきゃ、恐らく進まないでしょう。で、議会について言えば、議会はもうこの間議決をしています。決議案を出して、促進について、早期完成を要望する議決をしていますから。議会としての役割は全部終わっています。あとは、市長が地権者の皆さんとどう対応するかということにかかっているわけでありますから、この辺についての今後の見通しと申しますか、どのくらいでこのことを完遂していくのか。およそ予定があるでしょう。大ざっぱに言ったって、4年以内にはやらなきゃならないでしょうよ。このことについて、ひとつ明確にお答えを願いたいと思います。これは我々もね、今まで必死になって、あっちへ行き、こっちへ行き、やっていたわけですから。これはもう市民久しく待望していることだし、私のところは30何年間排気ガスの中にいるわけですから。1日4万台以上の車が通っている、そういう中にいるわけです。NOX をうんと吸っていますよ。そういうことでございます。ですから、6号バイパスについては、いつまでにどういうふうにするのか、これを具体的にお示しを願いたい。  それから、また前に戻りますけども、「強い石岡」ということについての答弁でございますけれども、どうもよくわからん。だから、市長がね、石岡というまちを、自分のまちを、どういうイメージの、どういうふうな、対外的に見てどういうまちに仕上げていくか、こういう確固たる一つのイメージを持たなきゃ、いろんな施策が出てこないと思うんですよ。しかも、イニシアチブをとり、しかもリーダーシップを発揮してメッセージを出すなんていうことはまず不可能ですよ。長年やれば一つの成果が上がるというものではない。毎度申し上げておりますけれども、島根県の出雲市の市長であった岩國さんは、4年間で、やるべきことはうんとやった。市長も恐らく出雲市へ行って、どういう状況であるかということを市の状況は見てきていると思うんで、おわかりだろうと思いますけれども、やる気になれば4年であれだけのことができるわけですよ。木の国だからというんで、学校建築をみんな木造化した。そして、新しい校舎をつくった。そういったことを率先として、出雲の国は木の国だということで、そういう基本的な考え方に基づいて仕事をやって、推進した。  じゃ、市長、お伺いしますけれども、石岡はどういう国柄なんだと、一つはね。そういうことをね、きちんとしたものを持って。ですから、歴史と文化の共生する、あるいは自然が共生するまち、総合計画に基づいてやっている。たまたまプールをつくるんだって、急遽始まって、その結果、国衙跡が出てきた、こういった結果になったわけでしょう。このことについても私は前から何回も指摘しているわけだ、調査やなんかについて。もしつくるんならということで。で、二転三転して、最終的に、今の市民広場につくることに決まったわけですよ。何千万というお金を無駄にしたでしょう。これ、大変ですよ、このお金は。これは不問に付すというわけにいかないでしょう、実際のところ言って。2,000万以上のあれが飛んだわけですから。それから、今度、設計の変更といいますか、やり直しということで、何がしかのお金を払うわけでしょう、設計業者に。これはすべて準備不足ですよ。だから、聞くところによれば、3年間のローリングの中になかったわけだから、やらないと言った方がよかったんですよ。ところが、たまたま11年はいよいよ選挙の年だと。で、その前に10年度で、3月議会で早くやって、選挙に間に合うようにプールをつくっちゃおうと思ったのが運の尽きなんだよね、これが。これは前から指摘しているでしょう、我々。私は平成8年から言っているんだから、石小のプールの改築については。8年、9年、そのときには総合計画の中の3年間の実施計画の中に出ていなかったわけですから。そのことも質問しているの、何でそういったものが出てこないんだと。で、後で聞いたらば、初めからやる気はなかったと言っているんでしょう。で、急遽、そういう今のような形の、あの開放型のプールをつくるんだというのが、平成10年でしょうよ。それで始まったわけでしょうよ。  私は、そのようなことを見てまいりますとね、市長が幾ら「強い石岡」とかいろんなことを言っても、それは言葉だけのことになってしまって、基本的には、市長自身が頭の中にイメージとして、石岡をこうしたいんだということがきちんとないと、これはできませんよ。また、人に問いかけたり、語りかけたりということはできませんよ。メッセージも出せませんよ。何回も言っているでしょう。私は、あなたが市長になってからこの方ずっと、政治は言葉だよと。途中から、説明責任のことも言った。街角で市民の皆さんに聞かれて、市長、今あれはどういうふうになっているんですかと、こういうふうになっているようですけれども、これはどうなんですかと聞かれたときに、きちんとそこで説明をしてあげられる。一般質問のやりとりというのはそういうものでしょうよ。どういうわけか、勘違いをして。私にお答えをすればそれで事が足りるということじゃなくてね。私が聞いたってしようがないの、市民の皆さんが理解しなきゃ。そうでないと、私は市民の皆さんの代弁者という立場がとれないわけ。私と市長との間のやりとりであれば、これはまさに談合になっちゃうわけだ。だから、今日たくさんの皆さんが来ています。だから、先ほど言ったでしょうよ。市長の思いのたけを述べなさいと、これだけ皆さん来ているんだから、足を運んできているんだから。で、私がこういうことを言うと、そう市長をいじめるなよという話もよく聞く。いじめるとか、いじめないとかという、そういう下世話な話にしちゃだめなんですよ、こういう話は。  だから、市長ね、とにかく市長として、これは本当に強力な力を持っているんだから。市長の決裁、権能というものを地方自治法に照らして見てごらんなさいよ。何もかもできるんでしょうよ。それに対する十分な時間があるかどうかという問題にかかってくるわけですね。で、皆さんもう、市長が三選になって、もっと石岡がね、この沈滞したムードを振り切って、そして恐らく発展する方向へ進むだろうという、そういう期待を持ってお見えになっていると思うんですよ。そういう皆さんのためにも、ここでね。街頭演説をやるよりは楽ですから、ここの方が。それで、よく聞いていただけますから。私は、そういうつもりでご答弁を願いたい、こう思うわけでございます。  以上で2回目を終わります。 13 ◯議長(海老澤通弘君) 市長・木村君。                  〔市長・木村芳城君登壇〕 14 ◯市長(木村芳城君) ご答弁を申し上げます。  第1点目の「強い石岡」をつくる点につきましては、先ほど答弁をいたしましたように、私といたしましては、いろいろな施策を十分に充実させて、市民の皆様方に理解ができるように今後とも施策を進めていくわけでありますので、その点につきましては、先ほど答弁したようなことで今後とも進めてまいりたいと思っておりますので、ご理解いただきたいと思います。  2点目の6号バイパスにつきましては、現状といいますか、路線変更を求める団体に、寺内議員さんの方から、具体的に働きかけをしたかということでございますが、その具体的にというようなことにつきましては、いろいろとメモをもってご質問を受けているわけでございますが、その件につきましては担当の方からご説明をいたしますけれども、私といたしましては、アクセスとかいろんなものについてやったということの報告は受けております。だけども、そのような状況の中で、この家はかかるとか、この家はかかるというようなことを言っていった場合には、私はもうそのことが発表だというふうに思っておりましたものですから、私はそのようなことに携わったことはありませんので、具体的に働きかけを、建設省ですね、そういうところにしたことはないということであります。  それから、私は、道路に自分の土地がかかるとか、かけてくれと言うことはできないと思っております。そのようなことは、市長として、建設省だとかそういうところに言える立場ではないと思うし、また、言って通ることではないというふうに私は思っております。  それから、そのメモをもったいろんなご質問の中で、資料を出すことが担当者にできるかということでありますけれども、それは当然、私としてはできます。指示はいたしております。  それから、心構えについてでありますけれども、何といたしましても、6号バイパスは早期実現に向けて努力していかなきゃならないということであります。どのようなことをしたかということでありますけれども、やはり一日も早くこの路線が、概略路線からですね。寺内議員、メモをもってご質問を受けておりますが、それはあくまでも概略ルートを発表した以後ですね。私たちはそれに関して、そのアクセスだとかアセスだとかそういうようなものについて、国が持っている資料と、石岡はこれでよいか、それで私の方はよいです、そういうことで、ここの十字路はこれでどうですかと言うから、そういうふうなところについては、ここは膨らませたとか、ここはこうだという話はしたと思います。私ではありませんですよ。担当はそういうことで建設省と話をしたというふうに私は聞き及んでおります。ですから、そういうようなことで納得をして、私は、その概略路線がずっと進まれてきて、路線決定というようなことで、第4回に分けてルートが発表されたというふうなこととして理解をしているわけであります。  役割は何かということでありますけれども、この6号バイパスは、私は何といたしましても、つくり上げていくのには、私の方でも今回当選をいたしてから、担当者ばかりでなくて、私たち職員こぞってこの対応をしていかなければならないというような観点に立ちまして、6号バイパスの推進委員会というのを、三役──教育長、助役、収入役、それから各部長まで入れてつくりまして、いろいろな問題点を洗い直し、そして、地権者の皆様方が納得できるような対応をしていかなければならないというふうに思って、そういう推進委員会を内部でつくりまして、今、しているところであります。  それから、いつごろまでにどうするかということでありますけれども、これはもう決定された路線を一日も早く地元の皆様方に理解されるような状況をつくるということは、テーブルに着いて話し合うということが第一歩であれば、そこを進めてまいりたいということでありますので、寺内議員が4年間だろうということでありますけれども、期間は私は答弁することはできませんけれども、一生懸命努力をするということでご理解をいただきたいと思います。  6号バイパスの現状についてご説明をさせていただきたいと思います。測量調査とか地質調査、埋蔵文化財の表面調査を、一部の地域を除いて終了しております。現在は、これまでの調査をもとに、道路の中心から地形に入った道路用地の確保と、交差部分、橋梁等の調査を行い、詳細設計を行っていると聞いております。この設計と並行して、各機関と協議を進めております。最近では、12月16日に埋蔵文化財の発掘調査の協議、12月22日に市道との交差部分との協議、及び、今年度中に部分的に発掘の敷地の測量を行う予定と聞いております。路線変更を求める方々の2団体の立ち入り拒否の地権者は、ルートの変更、埋蔵文化財の保護、集落の分断等の要求を行ってきているわけであります。市といたしましても、私をはじめ担当において、各個人宅に伺い、お話を行っておりますが、現在まだ一部の方々のご理解をいただいていないということであります。そして、ただいま私が申し上げましたように、12月に入りましてから、三役と部長職で構成する6号バイパスの推進協議会を発足させております。埋蔵文化財の調査につきましては、一部の地権者の同意が得られない状況でございますが、バイパス建設には必要不可欠な調査でありますので、今後とも協力を得ながら努力していきたいと考えております。また、建設省では今年度中に2地区の発掘の場所を調査をしていきたいという考えを聞いております。  それから、2回目にご質問を受けました、私の個人的な土地の件でございますが、私は平成8年8月30日以後の時点で知ったわけでありまして、面積等については私は承知しておりません。  このようなことを含めまして、6号バイパスの状況につきましては、早く着工していかなきゃならないということで、反対者の方とテーブルに着いて協議をしていかなければならないというふうに常々考えているところでありますが、私といたしましては、テーブルに着くのも必要ですけれども、一人一人のところにお邪魔したり、また、何人かとグループでお会いすることも必要かなということで、行動に移しているところでありますので、ご理解をいただきたいと思います。  以上です。 15 ◯議長(海老澤通弘君) 暫時休憩いたします。午後1時30分から会議を開きます。                   午前11時58分休憩            ───────────────────────                   午後 1時30分再開 16 ◯議長(海老澤通弘君) 休憩前に引き続き会議を開きます。  市長・木村君。                  〔市長・木村芳城君登壇〕 17 ◯市長(木村芳城君) 答弁漏れがありましたので、答弁させていただきます。  1点目でありますけれども、路線を求める会と答弁をいたしましたが、「変更」が抜けてしまいました。路線変更を求める会ということで改めていただきたいと思います。  なお、議長に取り計らいをいただければ、私の、市長の面積につきまして答弁をいたしましたけれども、削除していただければと思います。  2点目は、メモ等の中でいろいろとご質問を受けましたが、その中で、復命書につきましては、決裁したことは、私、ありません。  以上でございます。 18 ◯議長(海老澤通弘君) 暫時休憩いたします。                   午後 1時32分休憩            ───────────────────────                   午後 1時39分再開 19 ◯議長(海老澤通弘君) 休憩前に引き続き会議を開きます。  参事・比気君。               〔参事都市整備担当・比気茂美君登壇〕 20 ◯参事都市整備担当(比気茂美君) お答えを申し上げたいと思います。  ただいま議員さんの方から何点かの協議した日程が示されたわけですが、事務局の方で今調査した中では、協議して、結局、文書が来て会議をやった形跡はございません。というのは、あくまでも建設省がいろいろなアクセス等を含めて案を持ってきたものに対して説明を受けるような形で市の担当者が出席しておりましたので、メモ用紙等は出席した担当者がつけておりましたので保存はしてありますけど、公文書的なやりとりをして協議をしたというような記録はございません。  以上でございます。〔不規則発言多し〕ただいまの答弁、ちょっと不手際がありまして、申しわけございません。私どもの方の手元にあるメモでございますが、議員さんおっしゃいましたように、平成4年の9月11日に、これは市議会の全員協議会に5万分の1の図面で計画路線としてご説明を申し上げた次第でございます。  続きましてご質問ありました平成5年の11月12日でございますが、これらにつきましては、市役所の4階におきまして、国道6号バイパス建設期成会担当者会議を実施しております。参加者につきましては、常陸工事事務所の後藤課長、それから設楽係長、県が道路建設課、それから道路企画室長、それから土浦土木、これらが県、国の方で参加している方でございます。内容につきましては、今現在の現状と今後のスケジュールについて協議をしてございます。その中に、ルートの調整、それから修正、これらをしていくようなお話もされているようでございます。それから、都市計画決定についての環境のアセス、これができ次第、地元説明会を実施するというようなお話もこの時点でされているようです。
     次に、平成6年の1月7日、6号バイパスのアクセスについて打ち合わせをしております。これは市長ほか、担当の参事、課長、副参事が出席しております。これらの内容でございますが、これらは都市計画道路の幸町・田島下線、それから蓬莱・傾城線、これらのアクセス関係の協議をしております。  続きまして、平成7年の10月12日でございますが、これらについては6号バイパスの関係市町村の協議をしてございます。これは水戸市の方で実施しております。これは国、それから県の道路建設課、都市計画課、それから土浦土木事務所、それから関係市町村の土浦、千代田、石岡、玉里が出席してございます。それで、これらの中では、平成8年度中には都市計画を決定したいというような常陸工事事務所のお話があったようでございます。それから、アクセスの方の協議が完成すれば地元の説明会に入っていきたいというような協議もしておるようでございます。  続きまして、平成8年の1月11日でございますが、これらは6号バイパスについての要望を常陸工事事務所の方へ、市長をはじめとして課長ともどもしておるようでございます。このような中で、このときにも千代田の道路の問題がこの中で話されたようでございます。というのは、先ほどの高架から平面の問題、それから千代田から出ている遮音壁の問題──これは騒音絡みでございますが、そういう内容も話されております。  続きまして、平成8年の2月9日でございますが、6号バイパスのアクセス道路関係の打ち合わせをしてございます。それで、このときに、先ほど議員さんがおっしゃいましたように、アクセスの都市計画決定について市長の了解をしたというような形がこの中で協議されておるようでございます。  そのような内容で、現在、ご質問があった内容は今申し上げたような次第でございますので、よろしくお願いしたいと思います。 21 ◯議長(海老澤通弘君) 市長・木村君。                  〔市長・木村芳城君登壇〕 22 ◯市長(木村芳城君) ただいま参事が答弁いたしましたようなことをもちまして、私は先ほど、復命はありませんので、復命書に決裁をしたことはありませんと答弁したわけであります。  以上です。 23 ◯議長(海老澤通弘君) 19番・寺内 毅君。 24 ◯19番(寺内 毅君) 3回目で、これで終わりです。それで、今、復命書にサインをした覚えはないというような答弁があったわけですけど、何も復命書をつくらなきゃならんとかそういうことを聞いているわけじゃなくてね、復命があったんだろうと。今、参事が言ったようなことが全部行われているわけですよ。しかも、アクセスの都市計画決定については市長が了解だと。平成8年2月9日でしょう。こうなっておるわけですよ。だから、復命しているんでしょう。だから、了解したんでしょう。そうじゃないんですか。それを復命と言うんですよ。復命書の作成が必要かどうか、それはそのときの判断でしょうよ。しかし、行政というのは経過が大事だから、本来ならばちゃんとそういう書類も何も全部つくっておくべきなんですよ。ここだって、ちゃんとアクセスの都市計画決定に市長が了解しているということは、その周辺の路線については既に決定をしていたと。部分的にその他アクセスはこれでいいということじゃないと思うんですね。全体の路線の中で出てくるアクセスについて……。アクセスというのは当然、その市道に対する上り下りでしょう。これを決めていくわけですね、その箇所を。言ってみれば、インターチェンジですよ。それを決定していくわけですよ。ですから、そういうことになってまいりますと、全体の路線がわからないとできないわけですよ。それを私は前から指摘しているわけですよ。ですから、市長は知らないはずはないでしょうと。それを一生懸命、知らないということをね、なぜそこを言い募らなきゃならないんですか。そういうふうに決定をしていく過程の中で、だから私は何回も聞いているでしょうよ、市長はどれだけ市民のためにバイパスルートの決定にどのような形で参画をしたのかと。で、今までの答弁を聞いていれば、全く参画をしていないということになるわけですよ。そんないいかげんな首長はいますか。しかも、アクセスの都市計画決定については了解している。これはどういうことなの、じゃ。そういう矛盾だらけの答弁をしちゃだめですよ。どこかにごまかしがあるから、そういうことになるんですよ。今、情報公開の条例が制定されると、この都市計画決定に至るまでの諸般の情報を出してくれと、経過説明をしてくれという請求があった場合に、石岡市では出せるんですか。私はそういうことを踏まえて聞いているの。だから、これ以上内容について答弁が出てこないということになれば、私は、市長がこの6号バイパスについては、促進は言ったけれども、具体的にどうするかということについては全く努力をしていなかった、住民を無視してもそれでいいんだという方向で来たと、こう判断せざるを得なくなるわけですよ。それでいいんですか。その辺、はっきりとお伺いをしておきたいと思います。努力をして決定をしたんだと言えば、そのような説明をきちんとしてください。その場合に、なぜ中津川がああいう形でかかるようになったか、それを説明してくださいよ。  もっと言いましょうか。あるんですよ、これ、工事事務所の担当課長が言っていることが。これ、平成7年7月に都市計画課長に説明していると言っているんですよ、この案をね。この案と言っているんですからね、課長が。この案というのはルートでしょうよ。これを、石岡市から来た笹目参事が出ていたと思うと、こう言っているわけですよ。だから、その時点で説明しているんですよ。ですから、さっきから聞いているでしょうよ、そういうことについて復命があったのかって。ないんですか、これも。それで、こういうことを言っている、担当課長は。これは未定稿、これははっきり決まった原稿じゃないので、取り扱いには注意してくださいよと、こういうことを言っている。で、だれに見せてもよくて、だれに見せてはいけないということの質問が出たが、皆さん大人なんだから、進める上で必要だと思う人に見せてくださいと申し上げた、私は市長や議長ということも考えてはいたが、口に出しては言ってはいない、推進に役立つような意図で渡してあると、課長はこう言っているんですよ。わかりますか、これ。早くやりたいからそういうことでやってくださいよと、だからどなたに見せようとかこうしようとかということは担当者には言いませんけども、それについて具体的に言ってくださいと、それはお任せしますということを言っている。だから、こういうことも言っているわけですよ。我々と道路建設課が行って、都市計画に必要な資料をお渡しすると、その後の全責任は市であると。それはなぜかというと、都市計画をするのは市だから。その後の応援を我々はするだけ、それ以上やることは地方自治に対する国の越権行為となる、無論お手伝いはするけれども、全員協議会に説明したが、9月中旬、あのときも我々が出席する筋合いではなかったんだがと、こう言っているわけですよ。わかりますか。  だから、ここまで来ればね、ルートの内容なんか全部明らかになっているわけですよ。しかし、なっていないとすれば、これは市長、全く怠慢ですよ、だから。何で笹目参事に聞かなかったんですか。こっちの担当課長は言っているんだから。市長でも、あるいは議長でもいいから見せてくださいということを名前を挙げないと、だれだれに見せろとは言わないけれどもと、こうやって言っているんですよ。これでおわかりでしょう。これは建設委員会の調査で明らかなのよ。その当時行って聞いてきたんだから、ちゃんと、どうなっているんだか。私はね、早く皆さんが待ち望んでいる6号バイパスを完成に向かって、建設を促進したいという市民的要望があるから、何度も言っているわけですよ。市長が具体的にその決定経過についての説明をしないから、それが障害となって進まないんだということになれば、市長はこの政治的責任をどう考えているのかということですよ。単なる、申しわけありません、不徳のいたすところでございますというわけにはいかないでしょう、これ、現実に物が進まなきゃ。だから、何回も、くどいようだけど、聞いているわけですよ。日にちを追って聞いているわけですよ、こう。話が詰まらないから、こういうふうな、幾らかでもいいから皆さんに理解をしていただくために具体的なことを聞いてきたわけですよ。こんなこと、一々やる必要もないんですよ。だから、さっきも言ったでしょうよ、石岡は今度は反対がない。そう言った舌の根の乾かないうちに反対が出ちゃったわけだから。  この前の、去年の百里基地周辺道路整備促進期成会の席上でも、前回も言ったけれども、周辺の首長さんから海老澤議長はいろいろ言われたわけですよ。石岡、何とかしてくれって、議会の方で何とかしてくれって。だから、我々は何回も言っているでしょうよ。我々がたかだかできることは、ここで促進についての議決をする、決議をするくらいのことしかできないけれども、議会としての意思表示は促進に向けて大いにやってくださいと。あらゆる万難を排してもとにかく完成させたいというのが石岡市議会の意思ですよ。だから、そういう意思決定を我々がしたんだから、それを受けて、市長はちゃんとやってくださいよ。そういう決意がありますか。我々と協力してやるんじゃなくて、我々は協力したの、もう既に。だから、市長はこれに対してどう受けて、具体的に反対をしている地権者とどう対応するか、向き合うかということですよ。そして、説得をして、一日も早く6号バイパスの完成に向かって進むということになってくるんだろうと思いますから、その辺の市長の考え方、これからの進め方、もしお考えがあれば、ご説明をしていただきたいと思います。  これは相前後しましたからあれですが、先ほど1番目の「強い石岡」について再度お聞きいたしますけれども、今までの答弁では、市長が「強い石岡」ということについて何を言わんとするかわかりませんでした。理解できません、残念ながらね。だから、こういう石岡をつくりたいんだということについて、市長が自分の思いのたけを述べればいいんですよ、こういうふうにしたいというふうに。私は「強い石岡」というのはこういうイメージをもって進めたいんだと思っているんだと。それも今度、新しい第4次総合計画が、10カ年計画が策定されるわけですから、そういう中でどういうふうなことを盛り込んでいくんだと。ただし、記者会見で言ったことは、全く予定しなかったように、口から「強い石岡」なんていうものが出ちゃったからおかしくなっちゃったんでしょうよ。本来ならば、今度の第4次総合計画に基づいて、もっと力強い、安心して皆さんが喜んで住んでいただける石岡をつくるんだというようなことの説明をしていれば、問題は起きなかったわけですよ。私もあえてこんなところでこういう言葉のやりとりだけの質問をするつもりもなかった。しかし、言葉は大事ですからね。先ほども申し上げたように、政治の根本は言葉なんだから、言葉に対して責任を持つ。言葉に責任を持たないなら公約なんかしないんですよ。公約というのは何ですか。言葉であらわしているんでしょう、表現しているんでしょう。それを皆さんに約束するんでしょう、私はこういうことをやります、こういうことを実現しますということを。それは言葉でしょうよ。だから、ちゃんとした言葉で述べなさいよと、示しなさいよということを言っているわけ。しかし、残念ながら、私はあなたからずっと今までいろんな質問をして、答弁を聞いたり何かしても、会議録を読んだ結果、何を言わんとしているかということについてはわからないわけよ。理解できないの。それで、私はたまたま高校生に聞いたり、いろんな人たちにこの会議録を見せて聞いていますよ、意見を。大半がわからないと言っているんですよ。それはなぜか。ちゃんとした言葉でしゃべらないからですよ。自分の意思を伝えようとしないからですよ。何も難しいことを言うことはないんですよ。私がこうやって質問をしていること、市長、わかりますか。私はさほど難しい日本語でしゃべっているわけじゃないでしょう。たまに間違った片仮名を入れた言葉なんかでしゃべるときもありますけれども。そういうことでしょうよ。この程度のやりとりはできるでしょうよ、幾らだって。それ以上難しいことを聞いているわけじゃないんだから。  まあ、そういうことで、時間もかなりたっておりますから、私の方といたしましては、とにかく最後に市長から、6バイに対する考え方と第4次総合計画に対する考え方、この2点についてひとつご見解をいただいて、これもまた次回の宿題ということで、この辺で私の3回目の質問を終わりたいと思います。 25 ◯議長(海老澤通弘君) 市長・木村君。                  〔市長・木村芳城君登壇〕 26 ◯市長(木村芳城君) お答えを申し上げます。  6号バイパスの件につきまして、冒頭、建設委員会で調査をしたということの質問でありますが、私はそのようなことは聞いておりません。それから、6号バイパスの件につきまして、終わりに、どういうふうに臨んでいくかということでありますけれども、これは努力して説明をして、そして関係者にご理解をいただいて進めなければならないというふうな決意を持って、今回、6号バイパスの早期実現に向けて努力してまいりたいと、このようなことであります。以上です。  次が、第4次総合計画につきましてでありますけれども、この件につきましては、冒頭申し上げましたように、あと、第3次総合計画を総仕上げの時期になってきておりますので、それを含めて十分に第4次総合計画をつくり上げて、お示しをして、またご議論をいただいて進めていきたいと、このように考えているところであります。 27 ◯議長(海老澤通弘君) 次に、2番・藁科 登君。                  〔2番・藁科 登君登壇〕 28 ◯2番(藁科 登君) 2番の藁科 登でございます。皆さん、どうも明けましておめでとうございます。議員になって初めての新年を迎えるわけですが、石岡が本当にいい方向に向かって進むことを願って、質問させていただきたいと思います。  まず最初に、通告、一般質問の前に、議長に対して確認事項があります。これは議事録に載せるべきではないと、こう思いますので、休憩をとっていただき、議長の真意と考え方について明快なご返答がいただければと思いますが、議長、いかがなものでしょうか。 29 ◯議長(海老澤通弘君) 質問を続けてください。 30 ◯2番(藁科 登君) 質問が許されたと思いまして、次の一般質問の通告に関連があると思われますので、議長に、確認事項というようなことで幾つか質問してみたいと思います。  1月5日の石岡商工会議所主催賀詞交歓会において、議長のあいさつの中に、市長と同じ、特別養護老人ホームがほぼ決まったというような発言が商工会議所会員の前で発言された内容でありますが、つくられるだろうことは議会の雰囲気とか周りの雰囲気からわかるわけですが、それがあたかも決定したと……。 31 ◯議長(海老澤通弘君) 藁科議員に申し上げます。議長に対しての質問はできませんので、ご理解を願います。 32 ◯2番(藁科 登君) 最初からそう言ってくれればいいじゃないですか。私はそう断ったわけです。 33 ◯議長(海老澤通弘君) 質問を続けてください。 34 ◯2番(藁科 登君) こういうばかなことが現実には議会であるわけです。情けない話です。次のこの特老についての話は市長に対する質問と私は関連があると思うからこそ述べているのであって、議長のこの失言を私は許すわけにはいかないんであります。このような軽率な発言をしたと。これは私だけではなく、皆さんが耳にしたことであり、私はただ呆れました。私の耳が聞き違えたのかと思って、そのことをほかの人にも聞いてみました。  それから、2点目として議長にお伺いしたいのは、去年の9月7日の私の一般質問の……。 35 ◯議長(海老澤通弘君) 再度申し上げます。議長に対しましての質問はできないことになっております。ご了承願いたいと思います。 36 ◯2番(藁科 登君) だから、断ったじゃないですか。何とも言っていないじゃないですか、あなたは。 37 ◯議長(海老澤通弘君) 暫時休憩いたします。                   午後 2時06分休憩            ───────────────────────                   午後 2時45分再開 38 ◯議長(海老澤通弘君) 休憩前に引き続き会議を開きます。  ただいまの2番・藁科 登君の発言に不適当と認められる部分につきましては、後刻、会議録を調査の上、議長において処置いたします。  2番・藁科君、質問を続けてください。 39 ◯2番(藁科 登君) それでは、一般質問をさせていただきます。  まず、市長の三選に対して、その市政についてであります。1番目の項目として、寺内議員がるる市長にそれなりの石岡内部的な質問はしたと思いますので、私は、「強い石岡とは」というテーマでの、石岡以外の町村からの耳に入ってきた言葉、そういうのを市長にお伺いしたいと思います。それから、2番目として、選挙公報の特別養護老人ホームについて、決定について、急遽決定したという、公報にそういうことが載っていたわけですが、このことについて2番目に質問をさせていただきます。3番目としまして、選挙期間中の入札、これは法律上、いけないということは書いてありませんが、どの人が考えてみても、全国どこの市町村を探してみても……。選挙期間中に2億近い入札が石岡では行われた。しかも、代理者である助役が判を押したんではなく本人が決裁をしたというようなことを承っております。この点について、市長の見解をお聞きしたいと思います。それから、第4番目といたしまして、入札結果であります。さきの12月24日の全員協議会でも金井議員の方から発言がありました。それを感じ取ってか、1月1日からは予定価格を公表すると。左官屋さんみたいな仕事を市長は大好きなようなので、そのことについてもきちんとした明快な答えを聞きたいと。この4つに質問をさせていただきたいと思います。  まず、強い石岡ですが、寺内先輩がるる上手に誘導をしながら聞いて、強い石岡とは何ぞやという質問をしていました。しかし、答えはさほど明快なものではありませんでした。寺内議員も言っていましたとおり、言葉というのは非常に怖いものであります。どの新聞にも、一つの新聞を除いては、「強い石岡」というような文字で、テーマで記載されておりました。一つの新聞社の方にお話を伺ってみると、私は書けなかった、「強い石岡」というのは書けなかった。これが現実ではないかと思います。書くのにはたくさんな行数が必要なんであります。ですから、書けなかったというのが事実で、むしろ「強い石岡」という言葉を、千代田町、美野里町、小川町、玉里村、土浦市等々がそれを聞いた場合に、何だろうと。強い、弱いというのは、戦いをするときとか、物事を比較するときとか、そういうとき以外は私はほとんど使われない言葉ではないかと、このように思います。ですから、近隣町村は、石岡、何だと。土浦に、私、友達がたくさんおりまして、特に土浦には言われました。何だ、強い石岡ってと。まさしくその言葉をストレートに受けとめるんですね。石岡だって、5万3,000人余りの人間がおります。いろんな人がいると思います。市長がああいう発言をしたために、一人一人に、みんなに説明しなくちゃ、本当にこの真意が伝わらないのではないかと、私はこのように思います。  それから、日ごろ、市長はよく、いじめられている、こういう言葉を軽々しく使います。いじめられているというのは、小・中学生もしくは弱い者がいじめられることを、いじめられていると言うのであって、リーダーシップをとる人が、またはガキ大将等々のクラスの人がいじめられていると、そういうことはないのであります。あったらば、その人はもうその座から降りなければいけません。これは当たり前のことです。いじめられるほどの市長であれば、それはやめるべきです。当たり前のことです、こんなことは。そういうことをいいことのように、自分が悲劇の帝王になって、いかにも主人公になっているわけです。これは考えようによっては大変私は恥ずかしいことだと。そうじゃない、石岡は私が引っ張っていくんだ、そういう気持ちで、だれだれ議員の答えはこうだよと、きちんとした明快な答えを出して、議員のことも洗脳して、石岡を本当にいい方向に持っていくというのが、私は、リーダーシップをとる者の務めではないか、かように思います。そういうこともできないんであれば、いじめられているんならば、いじめられていると警察にちゃんと言いに行けばいいじゃないですか、そんなことは。まして公僕の人ですよ。公僕の人がいじめられるんですよ。これは法的に制裁を受けても私はいいと思います。いじめられているんじゃないんです。本人がでたらめをやっているから、突っ込まれているんです。議員というのは、市民の皆様の負託を受けて、執行部に対してきちんとしたチェックをしなさい、このようなことを言われているわけです。これはいじめでも何でもないんです。仮にここにいる議員と執行部が一丸になって悪いことに走れば、市民は大変なことになってしまうんです。これは、子供たちだってこういうことはわかります。そういう物事の考え方が私は一つずれているんではないかと。  先ほど、ですから、寺内議員が大変いいことを言いながら、非常に、行政はどうだこうだというような形での難しい話がありましたけど、私はわかりやすく、だれもがわかるんではないかというような表現で、今、話させていただきました。近隣町村では、強い石岡に対して、ある意味では暴力団かいと、こういう話まで出ております。これは情けないことです。そうじゃないんだよとフォローするのが大変です。そういう意味でも、言葉には、市長には十分注意を払って、これは舵取りをやっていただかないと、とんでもないことになるんではないかなと、こういう気がします。それで、強い石岡とは、例えば、先ほどの寺内議員の質問ではないんですが、私は、言葉と対外的なものの説明をきちんとしていただきたい、そのように思います。  2番目の、選挙公報での特別養護老人ホームの、急遽決定しました、これが選挙期間中に──石岡は1万4,000世帯ぐらいですか、そこ全部に配布される選挙公報に載っていました。今、福祉が大変叫ばれております。このような中で、50床の特別養護老人ホームが決定した。この議会でもまだそれは決定しておりません。だから、そういうことはあり得ないんであります。私は議員になって8カ月です。その中でも、決定などということは今日現在でもまだ決まっていません。石岡市議会では議決されておりません。そういうことが決定した。この間、賀詞交歓会で、二見さんが非常にいい言葉をいろいろ吐いておりました。その中では、こうだろうとか、こうなるであろうというような話でした。なるほど、この人は慎重な人で、すばらしい人だなと、私はそのお言葉を拝聴いたしました。リーダーシップをとっていただく市長には、また追随して、どういうわけか議長さんも同じことを言っていました。私はいまだにその真意がわかりません。石岡、本当にこれでいいんですか、皆さん。私たちがチェックしなくて、執行部がこういうことを平然と言う。これは逆じゃないですか。私たちが「ほぼ決定したよ」、「いや、まだ決定していません」と言うのが、これが執行部の考え方じゃないですか。私はそう思います。ですから、選挙公報に載っていた、この福祉が叫ばれているときにこのような急遽決定したということについて、担当部長にもご意見をお伺いしたいと思うんですけど、設計主体及び経営主体はどこにあるのか、管理及び運営はどこにあるのか、社会福祉法人は何という社会福祉法人がやるのか、こういうことを明快にお聞かせ願いたい。これが決まっていなければ、福祉老人は決定も何もできていないというのが現実であります。  私、きのう、たまたま1月8日付のコミュニティ誌をいただきまして、それを読ませていただきました。大変いいことが書いてあります。ちょっとその一部を読まさせていただきます。「認可の窓口である県は、12月3日に開会した県議会補正予算として、特老補助金の前倒し、9,300万円を決定した」。これは、今言ったように、12月3日です。石岡の市長選は終わっております。「これを受け、石岡市議会は、12月議会に提案され、」──今日ですね、24日が初日でしたから、「予算案の議決待ちということになる」。予算案の議決待ちになるということがある。「さらに、国の内示が1月末に予定されている」。国の内示が。決定じゃないですよ、国の内示が1月末に予定されていると。このように載っております。これについて、選挙公報というのは公の報です。それによって、私も、ホームヘルパー2級、去年の12月29日に認証を受けました、県から。実地もやってきました。そういうことの中で、本当に困っている方がたくさんおります。ですから、特老ができることはやぶさかではありませんが、きちんとした順序を経てやるんであれば、私は、問題ないし、ぜひやっていただきたい、そのようにも思います。まして、これができる場所が、この間の全員協議会でちらっと話はありましたけど、ふれあいの里を予定していると、こういうことであります。これは福祉部長にもう一度お伺いしたいんですが、じゃ、ふれあいの里のゲートボールをつぶして特老を考えているんだと、このような発言がありました。ふれあいの里は、21番目のふれあいの里として国から認定を受け、それに対して、こういうふうにつくりますよという起債を設けて、まあ、計画書みたいなものですね、それを国に出しているわけです。その一部分をつぶして、今度そこへ特老をつくるというわけです。これは起債変更もしなくちゃならないんです。なのに、なぜ決定するんですか、こういうことが。こんなばかばかしい話、市民が本当に聞いたらば怒るじゃないですか。今、この一つのコミュニティ誌にも書かれておりますように、決定はなされていないんです。ある意味では、選挙期間中に公報に載せたということは、失礼な言い方をすれば──まあ失礼ではないかと思うんですが、自分の選挙を有利にするために使ったうそではないか、私はそのように思います。  で、賀詞交歓会の席上、1月5日です、市長は市会議員5人の人から告発されています。賀詞交歓会の席上でそういうことを言う発言すら、私はおかしいんではないかと。そういうことを平気で言う。その辺の神経が私はわかりません。むしろそのことについて、こうです、こうですというような予測的なものは、私は幾らやってくれても構わないと思いました。急遽決定しましたという言葉。それで、日本の三大紙と言われている「毎日新聞」の茨城版、21面、日にちは12月29日付です。ここに、市長の談話として、「内示があり、きちんとした手続はしている」。12月29日に内示があったと言っているだけで、急遽決定したなんて、これ、本人は言っていないんですね。それからもう一つ、内示というようなことは、どこから内示があったのか、お伺いしたい。こういうことがほかの町村に漏れたら、私は大変なことではないかと。丹羽先生が厚生大臣ということは皆さんも近隣町村の方も知っているわけであります。三大紙にこういう言葉を載せたということ自体が全く軽率で、私には考えられません。この辺の責任、言いわけというんですか。決まっているものは決まっているんだと言えばそれまでなんですが、ですけど、そういうことではないと私は思います。法律も大切ですが、それ以上にモラルというものがあると思います。人間にはいろんな人がたくさんおります。いろんな水準で、いろんな人間が生きていると思います。ですから、わかりやすい言葉で話をしてやったり、わかりやすい言葉で会話をしないと通じない場合があります。だから、きちんとしたものをきちんとして相手に伝えると、こういうことは今の情報化時代では私は大切ではないかと。  で、今言ったように、さっきの特老については3点、それから、どこにつくる予定なのか。ふれあいの里ということは聞いておりますが、起債事項の変更をしていないままにゲートボールのところにできるのかと、こういう私には不安がありました。こういうことを福祉部長の今泉さんから明確に、これは議事録に載ることなので、きちんとした答えをしていただかないと大変なことになります。そういうことも踏まえて、十分なお答えをしてほしい、このように思います。  それから、3番目の選挙期間中の落札であります。私、ここに資料がありますが、日にちは11月の25日であります。選挙中の真っただ中です。このときに、およそ2億円の落札、件数にしまして11件。約2億のお金がそのときに、どこの業者さんか知りませんけど、ここには書いてありますが、行き渡っておるわけであります。これは羽交い締めよりもひどいことではないでしょうか。選挙期間中です。全国どこを探しても、こういう事例はありません。ただ、法的には、やっちゃいけないとは書いてありません。市長は得意なので、吉野さんの一件でも、法律を逃げちゃえば、飲み逃げ、食い逃げしても構わないんだと、こういう考えを持っている方だから、それは藁科、法律に載っていないじゃないかと言われれば、そのままです。で、飲み逃げ、食い逃げだって、時効が成立しているからいいんだと、こういう考え方なんですね。これもそうです。しかしですよ、一般道徳的に考えて、選挙期間中に2億近い金を11社。11社じゃありませんね、これね。入札ですから、たくさんの業者が来ているわけです。ある意味では、選挙の締めつけですね、これ。見方を変えれば。こういうことが、皆さんはわからなかったでしょう、平然と行われたんです。25日と言えば、もう選挙も終盤戦ですね。そのときにこの2億のお金が決定しているわけです。あげくの果ては、3,045万という金額が、予定価格と落札金額が全く同じで落札されております。こんな、8桁の数字ですよ。皆さんもその業者さんのところへ行って今度宝くじを買うときは聞いてくれば、当たるんではないかと。8桁の数字が全然狂わずに合っているわけです。この問題は次の問題にも関連してまいります。ここにある4枚の紙すら、先ほどちょっと読ませていただきましたけど、大変な数。3,000万、4,000万という金が、8桁、全く同じなんです。これは皆さんご存じかどうか知りませんけど、その金額は石岡では1人だけしか知らないんです。だれだかご存じですね。市長です。それが業者のところへ、行ったかどうかは、私、わかりません。でも、金井議員がこの間全員協議会で聞いたら、「たまたま合ったんでしょう」。すばらしいですね。小学生、中学生が聞いても、こういう話はわかると思います。こういうことを平然と言ってのける神経、私にはちょっとわかりません。この辺の本人の感想、また、それに対してどうなったかということをお聞かせいただきたいと思います。  それから、予定価格の公示というのが、今までは私たちもこれを入れることができないぐらい、何か密室で行われていたんです、はっきり言うと。年間にしたら大変な金額です。私の同級生で、まあ、皆さんもご存じですが、桜井盾夫君というのが、土浦一高で、私、同級だったんですが、彼は悪いことをやって捕まりました、ウサギ小屋の中でちょっとお金が出てきたとかで。その彼は、私と土浦に一緒に通いましたので、悪い意味での刎頸の友なんですが、でも、私は隠す必要もない。実際、15回卒業で、一緒に卒業した仲間です。「藁科、おれは木村さんのことを応援したんだよ。何とかしてやってくれないか」、「ばかなことを言っているんじゃない、この」。はっきり言いました、私は。「こんなことが許されていいのか」。私は、年は今度56を迎えるわけですが、56にしてはちょっと老けた新人なんですが、だけど、真っ白です。何にも染まっていません。そのことを小池議員に言ったら、じゃ、おれは染まっているのかと怒られちゃいましたけど、そういう意味で言ったんではないんです。選挙に私は立候補するときも、是々非々で物事を解決したい。市長が特老をつくりたいと言えば、私は賛成します。しかし、それを選挙に使うということは、私は許されません。そういうことが平気なんですね。確かに、三選されて、もう有頂天でしょう、それは、はっきり言って。おれは1万6,000票をとったんだと。とりますよね。同じ市長をやっていたときの、助役がいないときの収入役さんですから、立ったのが。わかりますか。同じ穴から立ったわけです、これは変な言い方をすれば。しかし、私は、そのとき出馬した新人には、エール、拍手を送りたいと思いました。だれが見ても勝つ見込みがないというような選挙にもかかわらず、何らかの金を投資して、手を挙げたんです。これは私は立派なことではないかと思います。そういう側面は私はやっぱり見逃さないで、いいものはいい。あいつは落っこちたんだからだめなんだじゃないと思うんです。いいことはいいで認めるのが、これからの教育であり、市を活性化させていく源になるんではないかなと、そういう気が私はします。あいつはだめだからだめだよという考え方じゃないです。清水次郎長だって、数十人の子分がいました。全員が大政、小政ではありません。法印も森の石松もいたそうです。でも、それをまとめ上げて一つの清水一家としていったから、清水一家の次郎長の親分は立派だったと、私はそのように思うんであります。ただ、悪い者を切っていくという考え方は、私は余り賛成できません。ですから、冒頭に申し上げましたとおり、いじめでも何でもありません。いじめと感じているなら、市長は即刻やめるべきです。そんなのは当たり前のことです。平然とそういうことを言って喜んでいる方が私は不思議です。  ですから、今日は傍聴の方も多いし、そういうことはきちんと、物事というのはきちんと考えてやらないと、次の世代に石岡が堕落して、そのまま終わってしまうんではないか。私は、29日、ホームヘルパーの仕事に行っていました。お年寄りの背中を洗ったり、入浴させていました。その中で、そこの施設長さんが、茨城町の大戸に国立病院が決まったよと。茨城町ですよ。何で石岡で手を挙げなかったかと。先ほど何かちらっと言っていましたね、変なことを。小川町にも言ったら何か喜んでくれたとかなんとか。そんなことじゃない。どんどんどんどんそういうことをやって、手を挙げるべきだと私は思うんですね。常陸の国の国府ですよ。常磐道が6号国道とくっついていて、一番近いんですよ。こういうすばらしい郷土を生かさない方はないんではないか、私はこのように思います。生かさない。生かせないんじゃなくて、生かさないんだと思うんですね。あの茨城町ですよ。茨城町の大戸と言ったら、本当にもうひどいところ……、ひどいところなんて言うと、その人が聞いたら怒られますけど、田舎ですね。そこへ水戸の国立病院の移転が決まったそうです。それはそうですね。昔から考えてみれば、常陸の国、まあ、私は高鈴とか八溝の方の山は入らないと思います。要するに、平野部の常陸の国の真ん中が石岡であったことは事実ではないか。だから、今まで生きてきた人が堕落をしていたという意味ではありません。その人たちはその人なりに一生懸命生きてきたと思いますが、それ以上に知恵を絞れば、もっとよい石岡ができるんではないか、このように私は思うんです。私は絶対にそのことを谷間にしたくありません。谷間なんていうのは、恥ずかしい言葉です。周り、近隣市町村。これは地方分権が進んできます。何でもかんでも石岡はリーダーシップをとらなくちゃなりません。ですから、ここにいる市長には、さらに頑張っていただかないといけないんです。それを、答えにならないような答えでちゃらほらちゃらほらやられていたんでは、これは傍聴の皆様も議員の皆様も石岡全体が沈滞ムードになっていくに決まっております。  石岡市内はシャッター街道であると。まさに情けない言葉がたくさんあります。だけど、それもこれも一つ一つクリアしていかないと、本当にすばらしい石岡にはならないんではないかと、このように思いまして、石岡の舵取りの市長さんにはその4点、それと、担当部長には、先ほど言った特別養護老人ホームの決定、本当に決定しているのかどうか、私が言っているのがちょっとおかしいのか、その辺をお伺いして、第1回目の質問にかえさせていただきます。 40 ◯議長(海老澤通弘君) 市長・木村君。                  〔市長・木村芳城君登壇〕 41 ◯市長(木村芳城君) お答えを申し上げます。  市長三選につきましての「強い石岡」を対外的からの点から見てご質問を受けたわけでございますが、ご指摘のように、石岡市が今抱えている問題はいろいろあるわけであります。そういう中で、6号バイパスの問題などにも波及してまいります。といいますのは、この高規格道路として国が大きく推進しようというような状況に相なっているわけであります。そういったことになりますと、小川の百里民間航空乗り入れと、こういうようなものと当然かかわってきますので、強く充実した道路体制をつくっていかなければならないと、そういうような関連性を持ってくるところに、私は、ただいま申し上げました、強いという言葉を発しているわけでありますので、ご指摘のような対外的な問題につきましても十分に働いていかなければならない。こういうことで、その働くということは、一つ一つつくり上げていくそのものが充実した石岡をつくり上げてきた、そういうようなことで、「強い石岡」という表現でありますので、その点につきましてはご理解をいただきたいと、このように考えているところであります。  特老の問題の決定についてという公報でございますが、この選挙公報での特別養護老人ホームにつきましては、石岡市においては10月14日、これは議会の皆様方にすべていろんなお話をさせていただける全員協議会におきまして報告をしたところであります。そのような方法において、特別養護老人ホームの建設を進めていきたいということを内部で決定をいたしまして、10月29日、これは設置要綱及び事業計画を県に提出をいたした次第であります。それで、県においても、11月19日──これは選挙告示前であります──の時点におきまして、既に12月の県議会への提出予定の補正予算に石岡市に建設予定の特別養護老人ホーム補助金分が盛り込まれていることを知らされておりましたので、このような表現をさせていただいた次第であります。県の補正予算は、12月3日に開会をいたしまして、12月21日に閉会の県議会におきまして、提案されましたので、可決をされたというようなことを報告を受けております。県の補正予算額は、老人施設の整備費補助金といたしまして、ご質問を受けましたような、11年度分として9,784万3,000円の補助金であります。そのような経過をとりまして、私は今回の決定というようなことをお話をさせていただいた次第であります。  なお、内示の話のことでございますが、この件につきましては、予算が載ったというようなことを選挙前にお聞きいたしましたものですから、私は内示として受けとめたということの発言でございます。  次が、入札の件でございますが、業者選定に当たりましては、毎月10日と20日までに管財に選定の依頼が各課から出されてきます。そういう点で、今回も、11月25日に入札したものは、11月10日まで業者選定依頼が出されたものを11月17日に選定を行いまして、見積もり期間等を置いて入札が行われたわけであります。それぞれの事業進捗を図るため発注したものでありまして、特に選挙期間中に関連させたというものではありません。  次が、予定価格と落札金額の一致でございますが、この予定価格、専決区分に基づきまして、私──市長、それから助役、教育長、部長が決めるものがあるわけでございます。そういう中で、今回、市長、助役が決めるものにおきましては、私の方の決めるものにおきましては、事業所管部から上がってきたものを、秘書課を通しまして予定価格書が提出されます。で、入札当日の朝、秘書課から予定価格書を受け取って、入札会場で開封をして、入札を行っているのが状況でございます。この件につきましては、私、当初来たときには、1枚の封筒の中にその予定価格を入れてきたわけであります。それで、それでは漏れるんではなかろうか、そういうようなご指摘もありましたもので、私は即、二重封筒に変えまして、そのような取り計らいをして今日まで来ているのも事実であります。そういうような過程を踏まえまして、予定価格と入札価格が一致する場合があるということでございますが、これはあくまでも業者さんの積算の結果であるというふうに受けとめているところであります。入札につきましては、透明性とか競争性を高めるため、改善を図ってきたところであります。そういう点で、1月1日から、より一層の入札の透明性とか競争性を高めることによって入札をめぐる不正行為の防止を図るため、予定価格の事前公表を行いたいと、こういうことで皆さんのところにご説明をいたした次第でございますので、そのようなことで今後とも公平に取り扱ってまいりたいというふうに考えているところであります。  以上です。詳細につきましては、担当部長の方から答弁をいたします。 42 ◯議長(海老澤通弘君) 福祉部長・今泉君。                 〔福祉部長・今泉 正君登壇〕 43 ◯福祉部長(今泉 正君) お答え申し上げます。  特別養護老人ホームに対する市長選挙における市長の選挙公報の取り扱いといいますか、広報誌の中でのことに絡みましてご質問いただきました、この特別養護老人ホームの設置主体はどこであるかというようなことでは、さきの全員協議会の中でもご報告させていただきましたように、石岡市が設置主体となって建設を進めていきたいと考えているものであります。  次に、運営・管理でありますが、これについては、同じく全員協議会の中でご報告させていただきましたように、社会福祉法人、そして特に、その中でお話しさせていただきましたように、医師会を母体とする新しくつくられる社会福祉法人、そういう方に管理・運営をお願いをしていきたいというふうに考えているところであります。さらに、法人名は何というかということでありますが、法人名につきましては、これから法人がつくられることによってつくられるものであります。  次に、12月3日からの県議会のこと等につきましては、議員おっしゃられるとおりでありまして、さらに、今回石岡市において12月補正ということで補正をさせていただいたことも確かでありますし、これらの内示といいますか、国の内示等が行われるというのは、今月の17日に、県との本ヒアリングといいますか、そういうものがされます。今月17日にそういうヒアリングの予定がされております。それらを控えて内示が行われるものというふうに思っております。  次に、ふれあいの里として整備する面積の中で、全員協議会の中でも申し上げましたように、ふれあいの里整備事業の中ではゲートボール2面を整備する予定であった場所へ、今回、特別養護老人ホームの建設をということで予定しております。なお、その際、ふれあいの里において、起債が、申請がその部分についてもされているんではないかということでありますが、確かにふれあいの里の整備事業の中でそこの面積に──今正式な平米数は持っておりませんが──しておりましたが、今回、急遽といいますか、ここへ特別養護老人ホームを建設予定というようなことの中で、この起債事項については、県の方との協議の上、ふれあいの里整備事業の起債からは外していただくことをご了解をいただいております。  以上でございます。 44 ◯議長(海老澤通弘君) 2番・藁科 登君。 45 ◯2番(藁科 登君) 大切なことが一つはっきりしましたので、お答えにはなっていないんですが、2回目の質問とさせていただきます。  今、市長からも聞きましたが、19日に、選挙以前に、あたかも通ったがごとく発言がありましたが、よく聞いてみたら、19日に予算を出して通る予定であるという発言でした。それで、部長からも今お伺いしたとおり、いまだに決定はしておりません。このことについて、市長に、さらなるご答弁をお願いします。どのようなご答弁かと申しますと、選挙期間中に公報に載せた「特別養護老人ホーム50床が急遽決定しました」の解説、お答えを、自分が答えた答えと違う答えが公報に載ったということで、あなたの責任をどのようにとるのかということをまず最初にお伺いしてみたいと思います。  それから、もう一つの、強い石岡についてのお答えですが、大変よくわかりました。これはもうどこへ行ってもそのように話しておきましょう。私たちが肉づけするのも仕事かなという気がしますので、その点はこれ以上触れても仕方がないことと私は思います。  それから、今泉部長に、石岡医師会を中心とした社会福祉法人は名前も何も現在まだ立ち上がっておりませんというようなお答えをいただきました。これは、立ち上がっていなければ、特老なんて申請できないんです。全く選挙に対する利益誘導、虚偽ということではないかなと私は思います。あなたを責めているのではなくて、そういうことを書いてしまったことを私は言っているんです。私は、ある一定区間を40キロで走っていて、たまたま90キロを出しちゃったときに捕まったと。これ、90キロを出したときはやっぱりペナルティーなんですよね。その先は私は40キロで走っていたと幾ら力説したって、そんなもの、始まらないんです。特老はどうせできるだろう、そういう考え方は私は間違っていると思います。特老ができることは私たちも望んでおります。ただ、少々お金がかかり過ぎるかな、石岡には151床は必要はないんではないかな、そういう気はします。さっき読んでいたあれにも書いてありますが、「加熱化した特老の建設ラッシュ。政治駆け引きで特老はどうなるか」。私の友達も、江戸崎の方へ特老が決まったそうです。このときに相当の何がしのお金かを取られたと。全く、福祉老人、または福祉を食い物にしていると、こういう部分が見え隠れすることは、私は許されないのではないかと、このように思います。この辺の判断。福祉とは何ぞや、この辺の判断を市長にもう一回お伺いしたい。  私がたまたま、私事で、何度も言って失礼なんですが、ホームヘルパーの中ではどういうことが言われてきたかというと、在宅介護です。32億とか10億とかのお金を使って施設をつくることではありません。ゴールドプラン、これは終わったんです、もう。在宅介護。だから、今、国はより多くのヘルパー養成に取りかかっております。県でも補助しております。そういうことで、今の人数の倍に2級以上のホームヘルパー。2級というのは、相手の体に触れることができたり、おしめを交換したりできる人たちです。私もそれを取ってきたんですが、そういう人たちをふやしている。決して特老を否定するものではありませんが、現在までに石岡では101床の特老があるわけです。さらに50床か51床ふえたらどんなことになりますか。市が負担するんですよ、これは最終的には。隣の美野里と比べればうちは赤字が少ないよ、そんな話ではないと思います、私は。隣のことは隣で、どうでも構わないんです。まず自分の足元をしっかりすることが大切なんです。これで特老ができたらば、失業はさらにふえます。  ですから、その辺を福祉部とすればよく物事を考えてこの決断には至ったとは思うんですが、福祉部長の在宅介護に対する考え方をもう一度お聞かせ願いたいと思います。本当に特老があと50床必要なのか、石岡は。ウェイティングとして十七、八名の方はいるとは聞いておりますが、そういう問題ばかりではないかと思います。車の生産工場が、一時車がたくさん売れた、今月は1万台売れた、1万台のペースに乗せて次の月にそれが5,000台になったら、従業員はどうしますか。会社はどうなりますか。そこまで考えるのが執行部の考え方ではないかと思います。目先の考え方ではだめです。そんなことも計算できなくて、執行部はできないと私は思います。〔「社会の構成が変わった」と呼ぶ者あり〕社会の構成が変わったという野次が飛びました。これはどういう意味か、私には見当つきません。難しい言葉です。市長ならわかるかと思うんですが、私には全然わかりません、そういうことは。8桁の数字をぽんぽんぽんぽん当てるあなただったら、きっとわかると思います。そういうことが本当に許されていいんですか。石岡の血税はどこに使われているんですか。あなたが本当に前向きになって石岡を引っ張っていこうという気持ちが早く出てくれないかと思って、私は8カ月の議員生活ですが、嘱望しておりました。その気が全く見られない。残念です。  それから、企画部長にお伺いします。予定価格の公示は、デメリット、メリット、私はあるかと思いますが、業者選定が内々で行われている現状を見たらばもっとひどいことになるんではないか、私はそう思うんですが、いかがなものでしょう。業者選定を密室で行っていて、何が公示をするんですか、予定価格を。もっとひどいことが起こるじゃないですか。私たちの口を封じ込むだけのことじゃないですか。ここの真髄はどこにあるのかというのを私は問いたい。市長にも同じです。こういうばかげたことをやっていたら、本当に石岡は大変です。 46 ◯議長(海老澤通弘君) 傍聴人に申し上げます。議事の障害となりますので、野次は慎んでください。もし従わない場合には退場を命じます。  質問を続けてください、藁科議員。 47 ◯2番(藁科 登君) 全く情けないことばかりです。このことは助役にもお伺いしたい。この真意はどこにあるのか。私にはつかめません。私は業者でも何でもないんですが、つかめない、こういうことは。自由民主主義の世の中で、自由競争、過当競争が行われて当然なわけです。そういう切磋琢磨は私はやぶさかではないし、そういうふうにして伸びていくのが自由民主主義の根本理念ではないかなと、私はそう思うんです。何らかの力が作用しているとしか思えません、こういうことは。何で公示価格が提示になったか、1月1日から。襟を正して、きちんとやってください。恥ずかしいことです。  特老についての話は、先ほど言った2回目の質問。それから、強い石岡は結構でございます。十分、寺内議員と私の先ほどの対外的なものとで、それなりの掌握はできました。今、残りの件についてご質問したことにお答えいただきたいと。先ほど指名した人にお答えしていただけたら幸いと思います。市長が先ほど19日予算に載せたということを急遽決定したという発言をしたことについてのお答えを市長からいただきたい。  それから、先ほど内示ということについて、内示はあくまでも内示であって、決定ではないわけです。内示が決定と言ったらば、昔の話になりますが、福祉会館の跡地がそうです。歴史館をつくろうとしたところですね、あそこは。皆さんもご存じかと思うんですが。で、市長がかわりました。歴史館は廃案になりました。できたのは社会福祉会館です。そういうことがあるわけです。ですから、そういう点はきちんとした答えをもってやっていただかないと。「急遽」、難しい字ですね。私、書けませんでした。ああいう、急遽決定したというのは、人を踊らせるという、そういうことになります。当事者だったらそうなります。はっきり言いまして、私も親を見ていましたけど、本当にこれをどこかで見てくれるところがあったらなという思いは何度もしました。一つの例ですが、私の友達、千代田町の人なんですが、「ゆうゆう」というところに入っていました。今は、技術的なことで、長くいられないんだそうですね。で、一旦石岡医師会病院に移されました。移されて、「ゆうゆう」に戻ろうとしたら、場所がない。あげくの果ては、きのう亡くなりました。農家の方がこんなことをできるわけないですね、介護なんて、はっきり言って。涙をこぼしていました。その2番目のせがれが、おれは石岡に住んでいるんだよと。どういうわけか、木村市長と同じ名前でしたね、それは。木村という姓でした。おれは石岡に住んでいるんだ、何で何とかならなかったんだろう、涙を流すほど悔しい思いをしていました。そういう福祉です。皆さんにはもっともっと大事に扱ってほしい、私はそう思います。明快なご回答をお願いいたします。 48 ◯議長(海老澤通弘君) 暫時休憩いたします。10分程度。                   午後 3時42分休憩            ───────────────────────                   午後 3時55分再開 49 ◯議長(海老澤通弘君) 休憩前に引き続き会議を開きます。  福祉部長・今泉君。                 〔福祉部長・今泉 正君登壇〕 50 ◯福祉部長(今泉 正君) お答え申し上げます。  初めに、内示というようなことの中での──まだ内示を受けているわけではございませんが、これらについて、法人が決まって初めて内示が受けられるとか、そういうお話のご質問のように受け取りましたが、今回、内示というのは、将来特別養護老人ホームの建物ができ上がり、運営が可能になったときに、そのときに初めて、設置の許可といいますか、運営許可がされるわけでありますが、それらの準備行為として建設に携わっていいというようなのが内示というふうに私は受けております。なお、新設法人等が行う場合には、建設計画とあわせて、法人設立の準備書類、そういうものが内示を受けて初めて提出されるわけでありますが、そのようなことの中から、まだ法人設立について具体的な書類等においての審査等は受けていないのが事実であります。ただ、先ほど申し上げましたように、今月17日にヒアリングがあるわけでありますが、そのときには、一定の方向性といいますか、書類等の提示も求められるものというふうに考えております。そういうことで、その部分についてはご理解いただきたいと思います。  次に、在宅介護と特別養護老人ホームは今後50床必要かというようなことでのお尋ねでありますが、これにつきましては、さきに全員協議会等の中でもご報告させていただきましたが、現在、市内で特別養護老人ホームに入居なされている方は139人おります。で、現在、市内の特別養護老人ホームについては、ベッド数でいきまして、100床が確保されているというような状況であります。それで、実際の部分、この市内の特別養護老人ホームの中で、市内の老人が入居されているというところについては、50床を切る、約半数を切るような状況にあります。今後、高齢化が進む中において、現実には、現在特別養護老人ホームに入居されている方々について、これからは介護保険制度による認定審査を受ける必要があるわけでありますが、当然、5年間においては、その既に入居されている方については特例措置として入居が認められるというようなことになります。これから高齢化が進む中にあって、基本的には在宅介護を求めるといいますか、在宅介護により対処をするということが基本ではありますが、なおかつ、社会的条件といいますか、住居といいますか、そういうものの条件から、特別養護老人ホームに入居しなければならないというような状況は出てくるものと思います。そういう中から、今後、50床は必要というふうに考えているところでございます。  以上でございます。 51 ◯議長(海老澤通弘君) 企画部長・浅野君。                〔企画部長・浅野昌二郎君登壇〕 52 ◯企画部長(浅野昌二郎君) お答えを申し上げます。  今回、予定価格の事前公表を行うということで、これをなぜ1月1日から実施することになったのかというご質問でございました。市では、入札制度の改善を漸次進めております。石岡市入札制度改善検討委員会を平成10年の11月に設置いたしまして、助役を委員長とした委員会という形で検討を進めてまいっております。これまでこの委員会の検討の中で、11年の4月から、入札の予定価格の事後公表を行ってまいりました。管財係の方で事後公表をするということで、閲覧によって公表を行ってまいりましたが、他市の状況等を調べてまいりますと、事前公表という形を取り入れるところが出てきておりますので、こういったこともこの委員会の検討課題といたしまして検討を進めてまいりまして、その結果として、1月1日から事前公表に踏み切ったということでございます。
     それから、選定委員会の業者選定、こういったものが公平でなければ、入札制度そのものについて、疑惑といいますか、そういったことが予想されるんではないかということでございますが、業者選定については、業者選定委員会で、市で定めてあります選定基準をもとに業者選定を行っているところでございます。  以上でございます。 53 ◯議長(海老澤通弘君) 助役・阿部君。                  〔助役・阿部 聖君登壇〕 54 ◯助役(阿部 聖君) 予定価格の、まず事前公表についてでございますが、先ほども部長が申し上げましたように、従来からやはり、透明性とか競争性といいますか、それを一層高めるというふうなことで、平成10年ですか、入札制度の検討委員会、こういうものを設置しておりまして、その中でいろいろ検討したわけですが、昨年の4月に事後公表をやったわけでございますが、中身をいろいろ見てみますと、やはり予定価格、それとあと落札金額ですか、それがかなり近いといいますか、そういうふうなこともかなり私自身懸念したわけでございます。それであれば、やはり事後公表ばかりやっていては何にもならないと、やはり事前公表をやるべきではないかと、そういうふうなことを入札制度検討委員会の幹事会の方にいろいろ検討してくれというふうなことを申し上げておりまして、それが、土浦市とか、それからひたちなか市ですか、そういうところで実施するという話を聞きまして。これもまだ試行的にやっているというお話でしたが、やはりひたちなか市が一番早くて、去年の7月からですか、それで、土浦市がその後の10月からやったということであれば、やはりこれは早目に予定価格を事前に公表することによって、こういうようなものが漏れないようにといいますか、あるいはこういうふうなことは厳格に扱わなきゃいけないと、そういうことを、3カ月置いた後ですが、今年の1月1日からやってみようというふうなことになったわけでございます。  それから、もう1点の問題ですが、入札制度の選定委員会の件でございますが、これは私が委員長となりまして、あと、企画部長、それから建設部長、経済部長でやっておるわけでございますが、これはその出てきました設計金額によりまして、AからDのランク、それによって業者を選定するというふうな要綱に基づきまして行っておるわけでございますが、その中で、そこに入札の回数、あるいは請負金額、そういうふうなものを見極めながら指名するというふうなことで内部ではやっております。ですから、決して密室ということではございません。  以上でございます。 55 ◯議長(海老澤通弘君) 市長・木村君。                  〔市長・木村芳城君登壇〕 56 ◯市長(木村芳城君) 福祉の状況のとらえ方と同時に、特老につきまして、この健康長寿のまちづくりという主要事業を進める上で、あの場所で決定をして、そしてあの内容的なものを建設するに当たりましては、特に特老がないというのは片落ちではなかろうかと、こういう点も議論されたわけでございます。そういう点におかれまして、国、県に陳情をいたしまして、この結果が10月29日に、設置要望と事業計画を、県に提出をいたしまして、受理されたわけでございます。で、先ほど申し上げましたように、県におきましても、11月19日、この時点は選挙前の告示前に、県の方から、12月の県議会へ予算を提示すると、こういうことでありますので、私といたしましては、ただいま申し上げましたような経過の中から踏まえましても、決定というような表現をさせていただいた次第であります。そういうようなことを含めて、私は福祉の判断をさせていただいたわけでございます。ご指摘のように、ホームヘルパーさんだとかいろんなものも在宅介護も、私も必要だというふうな判断はしているところでもあります。 57 ◯議長(海老澤通弘君) 2番・藁科 登君。 58 ◯2番(藁科 登君) 話はもうたくさんかと思ったんですが、今聞いた言葉で、全く情けないと、そのように思いましたので、さらに市長に、じゃ、質問させていただきます。予算計上したことが決定したなどということを平気で言われる、その神経、それが私にはわかりません。福祉部長は、これ、当所内でいろいろ問題が出てくるかと思うんで、きちんとした答えをいただいたんで、ありがたいと思っています。ただ、福祉部長にも一つ聞きたいのは、もう一つ確認しておきたいのは、何か特老の件で賃貸の話が、これはうわさなんですが、ちらっと持ち上がっているので、石岡医師会関係での社会福祉老人の方がちょっと腰が引けているといううわさを承りました。ヒアリングがあるというのに、その辺、確認しておかないと、そのときになったんではまた大変なことで、決定どころじゃなくて、今度は延期で、できなくなっちゃうというようなことになったら、それこそ市長さんの立場がなくなると、こういうふうに私は思います。市長が何度も言っているように、19日に県が予算を計上した、そういうことなんで、私はそれ以上のことは必要ないのにそれ以上の説明をするから話というのはこんがらかってくるんで、それだけで私は結構です。まだ決定には至ってはいないと、こういうことですね。19日にたまたま県が予算を計上したと。揚げ足をとるようで失礼なんですが、そういう余計な説明をしなければ私も立つ気はなかったんですが、あえて、議事録に残るものですから、その点を確認しておきたい。  それから、福祉部長、先ほど言ったのはわかりましたか。本当にね、そういう意味で、賃貸では、石岡医師会を中心とした福祉老人がちょっと引け腰であると。そのほかに2社ほどの手を挙げたい人が待っているというような、これは巷のうわさなんですが、そういうことをちらっと聞きましたんで、そういうことがあったら本当に……。市長さん自身は何か、ある人の話によりますと、できてしまえばいいんじゃないかというようなことで、市会議員先生の何人かの家を夜な夜な歩いていると。ですからぜひ賛成してくれと、そういう話も聞きました。こういうことは情けない話で、もうこれは特老ができることはみんな喜ぶんです、はっきり言って。ただ、先ほど部長に言ったように、裏づけがあればね。石岡市の負担に余りならないで、それが潤滑な運営がなされていけば、私はそれで、まあ、めでたしということではないんですが、いいんではないかと、そういうふうな気がします。ですから、福祉を食い物にしないで、ある意味では真っ正面取り組んで、ふれあいの里も、それから特老がもし決まれば特老の方も。石岡がやるのか、さっき言ったように石岡医師会を中心とした福祉法人がやるのかわかりません。でも、部長、そういう話を私、ちょっと漏れ承ったんで、部長から、もしわかればその辺の話もお聞かせ願えたらありがたいなと。染谷の人がやるとか、玉里の人がやるとか、そういう話も聞いております。こういう話はふざけた話なんで、その辺をちゃんと聞いて議事録に載せておかないと、今後のためにもあるでしょうから、その辺。  よく、私、今回3回目の本会議なんですが、小委員会を開いて検討しておりますと。検討が返ってきた話はありません、話が。これは議長にも本当は聞きたいぐらいなんですが、何でそういうことをでたらめを平気で言うのか。何々委員会を開いております、鋭意努力をしておりますと。冗談じゃないですよ。こんなことでだまされませんから、もう。いいですか。これは重箱をつついているんじゃないんですよ。あなたの遵法精神をつついているんです。間違えないでください。  そういうことで、3回目の質問を終わらせていただきます。 59 ◯議長(海老澤通弘君) 福祉部長・今泉君。                 〔福祉部長・今泉 正君登壇〕 60 ◯福祉部長(今泉 正君) お答え申し上げます。  1点目でありますが、先ほど申し上げましたように、医師会を母体とする新社会福祉法人に運営委託を予定しているということでお話を申し上げましたが、その中で、新社会福祉法人と申しますか、その方々が、建物等を意味するのかもわかりませんが、賃借等において運営で腰引けになっているんではないかというようなうわさを聞くが、それらについてどうかというようなご質問でありますが、その新しくつくられる法人等について、まだ正確に理事長予定者であるとかそういう方が、私ども受けておりません。そういうことから、そういう方とお話をする機会はないわけでありますが、あくまで医師会を母体とするというようなことを申し上げておりますが、そういう中では、9月24日、前回の全員協議会の中へ今回の計画をご報告する以前に、医師会長、さらに副会長さん等との協議の中で、建物の建設そのものがしていただけるならば運営経費等については新社会福祉法人の中で十分やっていけるというようなお話を聞いた中で、このような方向性で建設を進めるという方向をとったわけであります。それ以外に具体的にそのようなお話を聞いてはおりません。  それから、もう一つのお尋ねでありますが、2つの法人がこの運営に参入をしていきたいというようなお話を承っているということでありますが、これらについても、今回のこの特別養護老人ホーム建設計画といいますか、これが持ち上がった、具体的には昨年の6月28日以降の問題として、そのような法人から直接具体的にといいますか、そういうことは私は聞いてはございません。  以上です。 61 ◯議長(海老澤通弘君) 市長・木村君。                  〔市長・木村芳城君登壇〕 62 ◯市長(木村芳城君) 特老の件につきまして、予算の計上というようなことをご説明いたしました件につきましては、第1回目の答弁にもいたしましたように、特別養護老人ホームの建設を進めることを内部で決定をいたしまして、県へ10月29日に出しております。そういう中で、県が、11月19日の時点において、12月の県議会に提案をするという予算がそこで決定されたというご説明をしたわけでありますので、1回目の答弁と同じであります。  以上です。〔「もう一つ聞いているよ、福祉とは何ぞやって」と呼ぶ者あり〕大変失礼いたしました。福祉の状況といいますか、福祉とは何ぞやでありますから、これは私といたしましても、福祉の事業を進める上での内容等々につきましては、いろいろと進めてきている国の策、そして県の策、そういうような状況を当市もきちっととらえて、それを市民の方に打ち出していくと、こういうようなことであります。大きくは、市民の福祉増進に賭けるというようなことも含めて、私は常々に、安心して暮らせるまちづくり、それは市民の皆様方の福祉増進に寄与してまいりたいと、このように考えているところであります。  以上です。 63 ◯議長(海老澤通弘君) 4番・磯部延久君。                  〔4番・磯部延久君登壇〕 64 ◯4番(磯部延久君) 4番・磯部です。まず、質問の前に、一言市長に申し上げたいと思います。このたびは、三選ご当選、誠におめでとうございます。今回の市長選に当たりましては、市長も、2期8年の実績と経験、そしてまた、3期目に対する期待といったものが大きな評価となりまして、三選を果たされたと認識いたしております。市制施行45年を迎えまして初めての三選市長ということでございますので、そういった意味においては、市長の果たす役割、大きなものがあるとともに、市民も、市長に対する期待、希望といったものは大きなものがあろうかと思います。そういった点を考えますと、今期はこれまでの2期8年以上に大きなご苦労があろうかと思いますが、何とぞ、政治手腕を発揮されまして、市民のそういった期待、負託にぜひともこたえられますことをご期待するとともに、お願いをしておきます。  それでは、今回、4点ほど通告してございますので、順次通告に沿って質問をさせていただきますが、何分にも今回初めての質問でございますので、何かと言葉届かぬ部分があるかと思いますが、その辺はひとつ、市長はじめ執行部各位には深くご理解をいただきたい。また、これからの質問事項の中には、既にこの場におきまして先輩各議員が質問をされ、ご答弁をいただいた問題もるるあろうかと思いますが、私の視点で質問をかえさせていただきますので、ひとつ明瞭明快なご答弁をちょうだいできれば何よりと思っております。  それでは、まず、1点目の、身近な問題として、環境問題とごみ対策について、お尋ねをいたします。  今、私どもを取り巻く生活環境は、環境汚染・破壊、そしてまた、それらから保護する問題で、大きな社会問題となっておるのが実情であり、また、自治体としても真剣にこういった問題に取り組んでいくべきであると思うわけであります。やがて来る21世紀に、これ以上の環境汚染をなくし、子供たちに住みよい環境を継承することも、我々大人の責務であり、責任であるかと思うわけでございます。もちろん、環境汚染と一口に申し上げましても、自然的災害によるもの、あるいはまた、産業、工業、あるいはまた、モータリゼーション時代におけるハイオク、排ガス、ダイオキシン問題と、なかなか対応の難しい問題もたくさんあるわけでございますが、私は、中でも、我々が生活する日常出されるごみによる環境の汚染といったものも大きな原因の一つに挙げられるのではないかなと思うわけでございます。特に、このごみというものは厄介なものでして、この世に生を受けるもの、老若男女を問わず、だれもが大なり小なりかかわりを持つ問題でございまして、ある意味では、ごみの量が生活水準のバロメーターであると、やはり生活が豊かになればなるほどごみの量がふえるという現実があるわけでございます。しかしながら、逆に考えますと、そのように身近な問題だけに、一人一人の認識、努力、そしてまた、行政の指導のあり方によっては、十分に対処、対応のできる問題であると思っておるところでございます。  今、各自治体におきましても、このごみ問題は大きな懸案事項として対策が講じられ、また、この4月からは容器包装リサイクル法が施行され、ますますその対策を進めていかなければならない現状であろうかと思います。また、今年度中には、農水省が、外食産業、ホテル、食品メーカー等の大企業を対象に、自らが出した食品ごみのリサイクルを義務づける食品廃棄物商品化法案、こういったものを国会に提出し、2002年度には実施をする予定であると。また、昨年厚生省が発表した1997年度の食品廃棄物量は、2,000万トン以上全国であると言われております。その中で、食品メーカーが出す量は300万トン、リサイクル率が48%。しかしながら、スーパーや外食産業等で出される生ごみ、食品ごみは700万トンあって、リサイクル率となると、わずか1%以下であると。一般家庭ごみにおいては、0.5%以下のリサイクルしかされていないというようなことが言われております。もちろん、生ごみも、焼却処分をすることによってダイオキシンの発生等、こういったものを考えましたときに、自治体としても独自の対策、対応というものを講じていかなければならないときであると思うわけであります。また、資源ごみ等においても同様のことが言われるわけであります。いかにして減量化を図るか、あるいはリサイクル率を高めるかということであるわけで、限りある資源をいかに有効活用するかということも大きな課題の一つであろうかと思うわけであります。また、不法投棄問題も同様に、環境汚染、環境美化といった観点から、早急な対応策が望まれるところであるかと思うわけであります。もちろん、不法投棄問題については、不法投棄する人のモラルの問題と言ってしまえばそれまでですが、やはり現実に不法投棄がある以上、その対応と今後の対策といったものも慎重に講じていかなければならないときであると認識をするところでございます。  もちろん、そんな中で、当市としても、ただ手をこまねいていたわけではなく、たしか平成5年10月より生ごみの分別収集を実施され、その後、再分類化されまして現在に至っておるのは、周知のとおりでございます。この当時も一部市民の中には戸惑いを覚えた方もいらしたようでございますが、さしたる問題もなく実施に踏み切れたということは、当時の担当職員の方々の鋭意努力であると敬意を表するところでもございます。そこで、次に挙げる問題につきまして、市長には基本的方針、施策等を、そしてまた、担当部長もしくは参事には具体的な対策等を、お考えであれば、お尋ねをしたいと思います。  まず、このごみ問題の1番といたしましては、家庭用生ごみ、あるいは企業生ごみの今後の減量化対策についてどのようなお考えをお持ちであるか。また、同時に、このような生ごみ、あるいは残飯物のリサイクル等について基本的にお考えを持っているか。あるいはまた、現在の分類以上に再分類をして、市民に協力をいただくような考えがあるか。  2点目は資源ごみの実態であります。現在、資源ごみも月1遍当市においては回収されておりますが、こういう施策を実施した後に、ごみ減量化の相乗効果というものはいかなるものか。あるいはまた、資源ごみにもしかり、もっと再分類の対応を考えておられるか。また、リサイクル率に対しては現在どのくらいのパーセンテージを示されているか。  1点目の3番目としましては、一般物及び産業廃棄物の不法投棄であります。現在、各地にたくさんの不法投棄がございます。その中で、行政として、実態をどのくらい把握されておるか、また、その内容はいかなるものか。そしてまた、そういったものに対する対応、指導、こういったものはどのようにされておられるか。そしてまた、今後の対策としてはどのような方法をお考えであるか、お尋ねをしたいと思います。  次に、2点目は、公共用地の借地契約について、お尋ねをいたします。  当市にもたくさんの公共用地がございます。また、それぞれに有効活用され、必要なものであることも十分認識をしております。その中に、東地区公民館がございます。ここも、地域の人々を中心に、石岡全体から、学習、体育、レクリエーションと、社会教育施設として十分に活用され、大いに必要な施設でもあるわけであります。平成10年度の利用状況一つを見てみましても、城南公民館は1万7,000人、府中公民館が2万8,000人、東地区公民館にあっては4万1,500人の利用があるということは、それだけ有効な施設であるということでもあります。しかしながら、この公民館敷地は、借地として借地契約を結ばれ、賃貸料を払っておるわけでございます。  そこで、この東地区公民館においては、管轄であります教育長、教育次長にお尋ねをしたいと思います。契約の敷地面積はどのくらいになっておるか。これは細かく、建物敷地、駐車場敷地、台帳面積と実測面積、おわかりになればお聞かせいただきたい。そしてまた、賃貸契約の詳細、1平米年間お幾らで契約されているのか、総額は幾らになっておるのか、契約期間はどのくらいの期間になっておるのか、また、更新時にはどういうような内容をもって更新をされておるのか、お尋ねをしたいと思います。  次に、3点目は、市有地、市道の管理について、お尋ねをいたします。  ここでは、市道についてお尋ねをいたします。当市にもたくさんの石岡市道というものがあるわけですが、その一部の管理ということになりますと、大変失礼な話ですが、非常に杜撰であると言わざるを得ないところがあるわけであります。その一例が国府一丁目5番地の市道消滅であります。ここは公図上、幅員2メーター70センチと延長約90メーターとなっておりますが、現実には現在20センチ足らずの、とても道路とは呼びがたい現状であります。もちろん、その奥には数軒の民家がございまして、その方々もこれまでは他の場所を利用しておりましたが、事情ができまして、そこも通行できず、日常生活にも支障を来しておるという現実がございます。そのような市民の生活道路を維持することも大切でありますが、それ以上に、市道というのは市の財産でございます。市の財産、イコール、市民の財産でもあるわけであります。当然その責任も問われるところでありますが、そういった意味からも、この市道消滅に至る経緯と今後の対応について、お尋ねをしたいと思います。  次に、遊休地の有効活用について、お尋ねをいたします。  現在、石岡市には、市有地として約103万4,000平米ほど所有されております。そのうちの約7万平米が未利用地となっているのが現状であります。また、開発公社保有地においても同様のことが言えるわけであります。現在、開発公社の保有地は1万1,500平米ほどあります。当時の取得金額として8,500万。特に古いものといたしましては、昭和39年、44年と、今から30年も35年も前に公共用地代替地として取得したものがあるわけであります。そういったもののこれまでの金利負担や管理費などを考えると、何か有効な活用を図るべきではないかと思うわけであります。もちろん、開発公社は財団法人としての組織となっておるわけでございますが、しかしながら、市長がその理事長職にあるということは、やはり開発公社といえども、自治体の分身であると言えるのではないかと思うわけであります。もちろん、ただいま申し上げました遊休地すべてが有効活用できる場所とは認識はしておりません。しかしながら、現在のこういった財政状況、そしてまた、この現実をかいま見るときに、すべての面において対応を図り、有効活用をし、無駄をなくしていくというようなことも、行政として大事な施策の一つであると認識をするわけであります。開発公社の件については、理事長でございます市長にだけご答弁をいただきたいと思います。  そこで、このような遊休地に対しまして、今後どのような考えをお持ちになっておられるか、市長及び担当部長にその対応、対策等についてお尋ねを申し上げまして、私の1回目の質問を終わります。 65 ◯議長(海老澤通弘君) 参事・高木君。               〔参事環境保全担当・高木直之君登壇〕 66 ◯参事環境保全担当(高木直之君) 磯部議員さんの環境問題とごみ対策についてのご質問の中の家庭用ごみ分別収集について、生ごみに対する考え方についてのお尋ねでございます。本市における家庭用ごみの収集につきましては、現在、大別しますと、燃えるごみ、燃えないごみ、資源ごみ、粗大ごみの区分となっております。これらの分別収集につきましては、燃えないごみについては、瓶類について、無色の瓶、茶色の瓶、その他の瓶の3種類の分別収集、それから空き缶、金属類等の分別収集、燃えるごみにつきましては、平成11年度からペットボトルの分別収集を行っております。お尋ねの生ごみについてでございますけれども、現在、生ごみにつきましては、議員さんがご承知のように、燃えるごみの中に分類されまして、その他の燃えるごみと一緒に収集しているところでございます。この生ごみについての考え方ということでございますけれども、以前にもこの本議会においてその他の議員さんの中からも質問が出されておりますけれども、現在、生ごみにつきましては、燃えるごみ全体の中で占める割合は霞台環境センターの方の分析結果からは、燃えるごみのうちの約8%が厨芥類であるというような分析も出ております。全国平均ですと、約12%が厨芥類であるというようなことですので、その部分では、本市の生ごみの量は全国平均よりは少ないのかなと思っております。それにつきましては、本市の一つの施策であります生ごみ処理容器によります堆肥化ということで、一つの施策の中でご利用いただいております。EM菌を使った堆肥化でありますとか、あるいはコンポストによる堆肥化、そういう推進の中で生ごみの減量化を私どもで図ってきているところでございます。ただ、事務局として今後の対策はあるのかというご質問でございますけれども、現在のところ、約1,000カ所近い集積場所での分別収集を行っておりますけれども、この燃えるごみをさらに、生ごみと、それからその他の燃えるごみというような分別収集の方法といいますか、それを収集するということになりますと、現在の各週のそれぞれの分別を図る収集対策から言うと、今のところちょっと非常に、今の現状の中では問題があるのかなというふうに考えております。改まって、今現在、特別な対策といいますか、私どもの方では現在のところ持っておりません。  それから、資源ごみ、それから今までの資源化率ですか、そのお尋ねでございますけれども、先ほど議員さんが申し述べられましたように、平成5年度の有償の収集袋による可燃ごみの収集、あるいは不燃ごみの収集が始まった年に10月から不燃物をコンテナで収集が始まっております。その中で、平成8年度からは空き缶と瓶類の分別収集を実施しまして、さらに、容器包装リサイクル法との関連もございまして、平成9年度からは瓶類の色別3種類ということで、無色の瓶、茶色の瓶、その他の瓶の3種類の収集を実施しております。それから、平成9年度から、私ども直営によりまして、新聞紙、雑誌、ダンボール等の3種類に分別された資源ごみの収集を実施いたしております。そのようなことから、我々の方の資源化の量といいますか、資源化率というのは、当然霞台厚生施設組合を構成します本市、あるいは玉里村、小川町、それぞれが霞台厚生施設組合と協議の中でこのような収集を行っておりますけれども、そういう資源化量の全体でいきますと、不燃物の処理量という中でいきますと、平成10年度ではその不燃物処理の中の資源化率は82.6%という数字が出ております。これは無色の瓶、あるいは茶色の瓶、当然これらの瓶は資源化されます。それから、当然、可燃資源ごみの古紙につきましても、新聞、雑誌、ダンボール等につきましても資源化されておりますので、そういう部分の分別収集においてはかなりの成果を上げているというふうに感じておるところでございます。  それと、今後のさらなる分別収集はということでございますけれども、私どもとしまして、霞台厚生施設組合の構成市町村の中でもう既に実施している小川町、玉里村では、本市が空き缶、金属類と同時に収集しておりますガラス類、陶器類、これらにつきましては当然これらの中から資源物を霞台厚生施設組合の方で振り分けた中で現在対応していただいておりますけれども、特にガラス類を分別することによりまして、当然、金属類等の分別がしやすくなるというような状況もございますので、本市におきましては、平成12年度からガラス類、陶器類を分別することを目標として準備しているところでございます。現在のところ、そのような状況です。それから、今後は有害物質というような中の乾電池類を、現在は霞台厚生施設組合の方で分別をしていただくというような形になっておりますけれども、これらについては今後我々の施策の転換が必要ですけれども、有害ごみの中の乾電池類は別に収集する方法で検討してまいる所存でありますので、以上でございます。  それから、一般廃棄物、産業廃棄物の不法投棄対策ということと不法投棄対策の現状というお尋ねでございますけれども、一般廃棄物、産業廃棄物の不法投棄につきまして申し上げますと、一般廃棄物関係で大量に投棄されている箇所は、染谷野球場付近の山林、それから愛宕山付近の山林がございます。その他、昨年の県のUD監視員の方が市報等にも述べておりますように、不法投棄されている箇所というのはかなりの数というふうに存じております。しかし、その不法投棄されているというような場所における廃棄物の内容を熟知する必要があると我々考えておりますのは、あくまでも、廃棄物という定義上の問題もございまして、その占有者、あるいは当然所有者、使用者になりますけれども、その方がもう自分の商品として利用しない、あるいは物として売れないというようなもの、それらを廃棄物という定義がされてございまして、それを商品化できるものであるとか、また、利用するものというものは有価物という、定義上ございますので、その辺の不法投棄という部分の廃棄物の定義が非常に難しい部分がございますけれども、そういう中ではかなりの箇所があるというふうに判断しております。それから、産業廃棄物関係でございますけれども、土地所有者が自ら、不法と見られる行為を含めまして、茨城県県南総合事務所の環境保全課において監視中の箇所──これは我々と同時ですけれども、それが3カ所、それから指導中の箇所が4カ所、調査中の箇所が1カ所の状況でございます。  それから、不法投棄対策でございますけれども、不法投棄対策につきましては、不法投棄される場所が比較的共通されるということから、土地所有者の方が不法投棄をされないような手だてが必要かとも思われます。また、地域住民の皆様が不法投棄をされているようなことを発見されたときには、速やかに私どもの市民部の環境保全課の方にご連絡いただくことも重要であると思っております。市としましては、不法投棄を防ぐ意味から、不法投棄防止の看板を作成しておりまして、必要な土地所有者の方にはお分けをいたしております。また、土地所有者の方が不法投棄されたごみを分別していただき、搬出可能な状況にしていただければ、市で収集いたしているところでございます。なお、本市におきまして、道路、それから道路付近に不法投棄されている処理件数としましては、平成10年度においては103件の処理をいたしているところでございます。  なお、茨城県におきましても、産業廃棄物の不法投棄や環境保全上支障があると思われる産業廃棄物の不正処理、野焼きを発見したときに通報するボランティアとしまして、先ほど申し上げましたが、茨城県ボランティア不法投棄監視員、これを委嘱しておりまして、本市にも2名の方がこれらの活動に従事しております。さらに、県と私どもは、不法投棄防止強化月間というのが本年度6月と11月にございまして、それらの産業廃棄物の不法投棄未然防止策ということで、自動車によるランドパトロール、それから県警察本部によるスカイパトロールをヘリコプターにより実施しております。市としましては、これらの不法投棄事案に対しまして、県、あるいは市民の皆さんとの連携を図りながら、不法投棄防止対策に対処してまいりたいと存じております。  以上でございます。 67 ◯議長(海老澤通弘君) 教育次長・草間君。                 〔教育次長・草間 暁君登壇〕 68 ◯教育次長(草間 暁君) 東地区公民館敷地の借地契約についてお答えを申し上げます。  最初に、借地面積でございますけれども、台帳面積について、建物敷地が2,730平方メートル、駐車場敷地が1,290平方メートル、合計4,020平方メートルとなっております。次に、実測でございますけれども、建物敷地が2,746.89平方メートル、駐車場敷地が1,290平方メートル、計4,054.89平方メートルとなっております。  次に、借地料でございますけれども、平成11年4月1日に更新をしてございます。借地料は、年額で810万円、月額にしまして67万5,000円。それで、平米当たりですが、月額で166.46円になってございます。  次に、契約期間でございますが、当初、昭和56年7月1日に契約をしております。昭和56年7月1日から、当時の契約で昭和86年3月31日、現在で言いますと平成23年の3月31日の、30年間、契約をしてございます。  これの借地料につきましては、3年に1度更新をしてございます。更新時の内容でございますが、本年度、11年度の更新時におきましては、固定資産の評価額等を参考にして借地料を算出しております。また、その話し合いの中で、私どもとして取得の話もしたわけでございますが、地権者の方については、今は、売買といいますか、売ることを考えてはいないというようなお答えがございました。  以上です。 69 ◯議長(海老澤通弘君) 建設部長・鈴木君。                 〔建設部長・鈴木 寛君登壇〕 70 ◯建設部長(鈴木 寛君) ご質問のございました市道管理における市道の消滅の件についてお答え申し上げたいと思います。  市道の消滅の状況につきましては、ただいま議員の方からご指摘がありましたとおり、私どもの公図上の延長は96メートルでございます。この道路につきましては、昭和46年から、市道復元についての地権者との境界立ち会い等を進めてきてございます。この公図上の道路に接します、その当時の地権者は6名でございまして、その間、年に数回ずつのそれぞれの境界立ち会い等を行ってきたわけでございますが、いずれもいわゆる敷地の境界杭の位置がすべて不調に終わっているというような経過でございます。そうした中で、昭和55年に、地権者──この道路の会社、関東冷凍という会社がございますが、その方の入り口の部分約20メートルにつきましては境界が確定をしてございます。その後、残る4名の地権者からそれぞれ復元の申し出があり、また、私どもの方からの復元の形でそれぞれの立ち会いを求めて、現地での境界確認を年にやはり3回ないし4回程度ずつ行ってきた経過がございます。そうした中で、やはりいずれも不調に終わっているというような経過がございまして、そのためにこの地域に下水道整備を計画したわけでございますが、その中で、やはり5軒ほどが下水道の取り組みができないという経過がございました。そのため、一部の受益者負担者には受益者負担金の返納をしている経過もございます。そういうことで、一日も早く私どもは復元をしたいということで、それぞれの地権者に接触をしたり、また、一方の地権者からは立ち会いの要求が出てきているわけでございます。そうした中で、先ほどご指摘ございましたように、一部の地権者の中で、通用権と申しますか、そういう部分での訴訟があり、その中で公共用地への進入路という問題が裁判の中で提示をされてきたという経過を聞いてございます。  そういうことで、一方の地権者がやはり相当の土地を持っているわけでございます。昨年の、これは市政懇談会後のこの地権者との接触の中で、私どもとしましては、その大きな土地を持っている地権者に対しまして、今後、その土地の有効活用を図るためには、やはり自分が現在使っている私道、この道を市道の方に、市に移管していただければ、その道路に接する地権者の土地活用も図れますし、また、当該地権者の土地活用も十分に図れるというような提案をしてございます。その方から確たる返事はまだいただいておりませんが、その方が持ちます私道を市に移管されれば、今後、下水道整備、または現在訴訟結果で通用口が非常に困窮しています方も十分に土地活用ができるということになるわけでございます。その中には、国有地、いわゆる岨地と言われる部分がございます。今後、これらも道路として活用すれば、やはりあの一帯の部分でのもろもろのインフラ整備が可能になるという部分もございますので、私どもとしましても、今後ともその地権者に対しまして折衝を図り、なるべく早い時期にご了解いただければそういう形で道路整備を進めていきたいというふうには考えております。  したがいまして、現在、市道が消滅状況にあり、その復元が境界問題でなかなか難しい、その市道につきましては、幅員が、先ほどご指摘ございましたように、2.7メートルでございます。この件について、今後、それぞれのそれに隣接します地権者が土地利用を図る場合には当然4メートルという幅員が最低条件として出てまいります。そうしますと、やはり一方の地権者は65センチのセットバックが必要という部分もございますので、そういう部分をあわせまして、比較的土地を大きく持っている地権者に対しましては、そういう部分でご説明申し上げて、現在その方が利用している私道の市道移管という部分での問題整理をした中でご提案申し上げているわけでございまして、一日も早い、この境界問題の確認と、その方が持っている私道の市への移管、こういう部分を積極的に取り組んで、実際にはその道路が活用できればインフラ整備のできる地権者4名の土地の有効活用も図れるということでございますので、引き続き私どもは努力していきたいというふうに存じます。  以上でございます。 71 ◯議長(海老澤通弘君) 磯部議員の開発公社に対する質問につきましては、市が出資金を出資している以上、それが目的に沿って効果的に使用されているかどうかという質問趣旨は事務の一端と認め、執行部に答弁を求めます。執行部においては、その範囲内で答弁をされるようお願いします。企画部長・浅野君。                〔企画部長・浅野昌二郎君登壇〕 72 ◯企画部長(浅野昌二郎君) お答え申し上げます。  遊休地の有効利用についての中で、私どもで管理しております普通財産の土地についてご説明申し上げたいと思います。普通財産の土地ということで、行政財産以外のもので特定の行政目的に使われない、こういう土地ということで、総面積につきましては、ご指摘ありましたように、7万2,900.66平米ということで10年度の決算をいたしております。そのうち、貸し付けをして活用している土地は2万75.07平米でございます。有償、無償がございますが、貸し付けをして活用している土地でございます。それから、貸し付けをしていない土地、残りの土地は、5万2,825.58平米ということでございます。この普通財産の中で、現在貸し付けをしていない土地というものは、昔の家畜の死体処分場であった、へい獣捨て場ですとか、ため池、あるいは水路、それから河川敷の中の土地、坑道敷と、そういったなかなか活用が難しいような土地が現在貸し付けをしていないというような状況でございます。ご指摘がございましたように、財政が厳しくなっていく中で、こういった普通財産の土地については、払い下げや、あるいは活用の要望があれば、可能な土地については積極的に払い下げや貸し付けをしていきたいというふうに私どもでは考えております。  以上でございます。 73 ◯議長(海老澤通弘君) 市長・木村君。                  〔市長・木村芳城君登壇〕 74 ◯市長(木村芳城君) 磯部議員の第1回目の質問の、ごみの問題にご答弁を申し上げます。ごみの問題につきましては、担当参事の方から答弁をさせましたけれども、基本的な考えについて市長からということでございますが、やはり環境問題の中で、特にこのごみの問題は避けて通れない問題だというふうに認識をしております。そういう中で、私といたしましても、1日休むことによって何年と言ってもいいくらい、このごみの問題につきましては私は考えていかなきゃならないというのが今思っているところでありますので、ご指摘のようなことも含め、基本的なことといたしましては、ごみは休まないで一つ一つきちっととらえて処理していくと、こういうふうに私は考えて進めていきたいと思っているところであります。特に、不法投棄の対策でありますけれども、やはり一つは大きく、地主さんの、きれいにしておくということが私は不法投棄の防止につながるんではなかろうかと、こういうことをお願いをしているところでありますけれども、やはり不法投棄がなくならないというような点につきましては、今後ともいろいろな策を講じながら進めてまいりたいと、こう考えております。  2点目の遊休地の中で、開発公社の土地の対応でありますけれども、開発公社といたしましては、道路をつくっていくときにその土地を買い求めたり、また、いろんな面で先取りの土地を求めているわけでありますけれども、例えば、その道路をつくる上で決まっている面積のほかに、やはり、残地というわけではないでしょうが、幾らか残ってしまう土地を何とか買ってもらいたいというようなことで今まで来た経過もあります。そういう中で、先ほど企画部長の方から答弁をいたしましたように、持っている土地を処分していくと、こういうようなことも考えれば、残った残地に、例えばですが、幾らかでも家を建てるだけの面積があったとすれば、それを買い求めていただける方がいるとすればそういうのも売って処分していくという方向もあるんではなかろうかなと。そういうことを考えながら開発公社の持っている土地などにも私は対応して考えていきたいと、このように考えているところであります。  以上です。 75 ◯議長(海老澤通弘君) 暫時休憩いたします。10分程度といたします。                   午後 5時03分休憩            ───────────────────────                   午後 5時15分再開 76 ◯議長(海老澤通弘君) 休憩前に引き続き会議を開きます。  本日の会議時間をあらかじめ延長いたします。  4番・磯部延久君。 77 ◯4番(磯部延久君) それでは、2回目の質問をいたします。ただいま市長または担当各位よりご答弁をいただきまして、皆さんも非常に鋭意努力され、一生懸命対応をされているということは認識したわけであります。  1点目のごみ問題は、本当に生活者だれもが密着した問題として、真剣に、先取りをして、対応、対策を考えていくべきことであると思うわけであります。先ほども申し上げましたように、今、地球温暖化等の中で、ダイオキシンというものが大きな問題になっておりまして、生ごみ、特に水分を含んだごみを焼却することによってのダイオキシンの発生率といったものはすごく高いパーセンテージになるというようなことも言われておるところでございます。そういったところを考えますときに、やはり生ごみ等においても二次製品への対応といったものも真剣に考えていくべきであると思うわけであります。例えば、食品、生ごみより、肥料あるいは飼料等の加工などを考えることはどうかと。現に、北海道富良野市にあっては、生ごみの肥料加工化をまちぐるみでやりまして、50%のリサイクル率を誇っておるという例もあるわけでございます。また、余分なごみを出させないために、行政として、例えば、敬老会のとき、あるいは何かそういうときに買い物袋を各家庭に配布して、ごみを少しでも減量化していくと。これは本当に一人一人がちょっとした気配り、気遣いを持ってやっていくことが結果的に大きな数値となってあらわれるものであると思われるわけであります。現に、福岡の筑後市では、全戸に買い物袋を配布しまして、まちの中でビニール袋を買うときにはスーパーで1枚50円で販売するそうです。ですから、50円のビニール袋代を取られるので、だれもがこの買い物袋で買い物をしていると。ほとんどビニール袋は出てこないと。そしてまた、この同じ筑後市では、生ごみを10種類に分類して、全体で36%減量化を図ったという実績があるわけでございます。ですから、当市においてでも、ごみ減量化の対策として、そのような方法を行政として考えておられるかどうか。また、もう1点は、ごみ減量化に伴って、商工会議所等と協力して、各商店に、例えばの話、ノー包装、過剰包装をしないようなステッカーを配布していくと。これは広島の方で実施されておるそうでございます。この問題も、個人の店でそういうことをしますと、やっぱり一般消費者は、あの店はサービスが悪いねと、包んでもくれないよというようなことにつながるわけですね。ですから、私は、まちぐるみでそういうことをやって、各商店にも協力を仰いでいくというような施策を考えられてはどうかということでお尋ねをしたいと思います。  また、資源ごみ、これも大いにリサイクルを図るべきときで、現実に、先ほどの答弁にもありましたように、月1回、資源物回収ということで実施をされております。しかしながら、現実にはまだまだ一般燃えるごみの日にたくさんの資源となるべきごみが排出されていると。また、それを回収していると。やはり私は、一応行政できちんとしたことを決めたならば、それも市民の方々に理解をもって実行をしていただくと。真面目に実行している者が何かばかを見てしまうと。そしてまた、要領よくやった者は楽をしてしまうというようなことが現実に起きているわけでございます。やはり市政の方針というものを出した以上は、それを守っていただくと。守っていただくためには、きちんとした施策、方針というのを打ち立て、それを、きちんとした、詳細をもって説明をできるような方針を立てていくべきであると思うわけであります。現に、このような問題はあくまでも市民一人一人の理解がなければ、あるいはまた協力がなければ、減量化にも、あるいはまたリサイクル率のアップにもつながらないというようなことが言えるかと思います。現に、広島県の呉市では、ボランティア団体が中心となって、資源物を32種類に分類して、年間約7,000万近い収益を上げているそうでございます。これが、搬出量、あるいは収集の車、あるいはまた燃やすことによっての窯の問題、こういうことを、そういった面の相乗効果を考えると3倍にも4倍にも相当するんではないかという評価を受けておるところがあるわけでございます。ですから、私はそこで、そういった問題にもやはり真剣に対応を図っていくべきであると。  また、空き缶の問題にしてもしかりであります。やはりこれも実例としてあるわけですが、東京の大島町ですか、ここで空き缶のデポジット方式、これを採用していまして、空き缶回収率が98%あるそうでございます。あそこは本当に観光の方がたくさんいるわけですが、それでもそれだけの徹底したやり方によっては成果を上げることができるというような実例があるわけでございますので、当市におきましても、やはりそういうことを徹底して実施されてはどうかと。また、今非常に、新聞紙から固形燃料に変えていったり、あるいはガラス類から建築資材、ブロックに加工していったりというようなことを試みている市町村もたくさんあるわけでございまして、やはり当市も、どこもまだこの近辺では手をつけていないからというような安易な考えではなく、率先して、いろんなことに対応を図るべきときに来ているかなということを感じるわけであります。  また、不法投棄問題にしてもしかりであります。産廃物、産業廃棄物の不法投棄、先ほども実態ということについてご報告、ご答弁をいただきました。この一般物の不法投棄、これはやはりごみ分別収集制度を実施してから一段と山林や河川敷、空き地への投棄が多くなったわけでございます。この問題は、やはり環境美化の面から考えてもきちっとした対応を図るべきで、現に一昨年ですか、小川町では町長が先頭になって、町の一般不法投棄物を回収しようという試みをしたら、1,000トン以上あって、とてもじゃないが、対応できないと。町ぐるみでボランティアを募集して現在実施しているというような話も聞いております。やはり何ごとも初歩の対応といったものが非常に大切なことになるのかなと。現に、軽自動車1台の不法投棄物、それを見逃すことによって、何十トン、何百トンの不法投棄物の山となり、埼玉、群馬、千葉あたりでは年間数億円の費用をかけてそれを撤去していると。茨城県においても、最近では三和、玉造等にそういう実例が出ておるわけでございます。ですから、そういったことを考えましたときに、そういったものの対応を図るためにも、やはりきちっとした行政としての明確な方針を打ち出して、市民に理解を求めていくと。そのためには、罰則の強化、こういったものも考えていくべきであると。  また、同時に、不法投棄物監視員、先ほど県の方の依頼で石岡市にも2名ほどいるというお話でございましたが、私は、これはやはり市長が、いろいろな形で各地域にいろいろな行政に対する協力の要請をされていると思います。そういう中で、こういった方々にもこういう方々を依頼するというような形はどうかと。先ほど参事の答弁の中に、市民が見たらすぐ連絡をしていくような対応を図れればベストであると言われましたが、やはりそういう一つの、ひとつ監視員をお願いしますよという形のものを名前づけておけば、その方はやっぱり積極的になります。しかしながら、一般市民の方は、そういうことを行政に連絡していいのかなというようなことで尻込みをするケースがあるわけですね。もちろん、この監視員を委嘱するに当たっても、決してその方が不法投棄物を見つけて歩くというのではなく、買い物の折、あるいは散歩中、散策のときにそういうものを見つけたら行政にすぐ連絡をいただく、行政はそれによって小さいときに火種を消しておく、対処をしていくというような対策を講じることはどうかと思うわけであります。  それから、東地区公民館の賃貸について、2回目、お尋ねをいたします。先ほど次長のご答弁では、台帳面積4,020平方メートルということでございますが、これで見ますと、契約面積が実測面積の4,054.89平米となっているんですね。ところが、これ、固定資産税、あるいは都市計画税も、台帳面積に基づいて徴収しているんですよね。ですから、この辺の相違はどういう形で……。台帳面積が実際4,020平米なのに実測面積が4,054.89平米だからその金額を払っていられるのか。それと、平成11年度は、平米当たり年額1,997円58銭、総額でもって810万支払いしているわけですね。それで、3年ごとの契約更新と言われておりましたが、最初はこれ、297万6,000円ということで契約しております。最初のときの方が契約面積も大きかったんです。それがだんだんだんだん値上がりをいたしまして、確かに3年置きに値上がりをいたしております。しかし、今、土地の評価が下がり、駅前、石岡の駅前あたりは商店ですが、今までは1坪当たり1万8,000円ぐらいの賃貸料を取っておったのが、今は1万2,000円というようなことになっているんですね。やはり民間というものはそれだけシビアに現実を見据えて。また、すぐ隣にありますカスミの駐車場は1,673円なんですね、年間契約が。そうすると、駐車場面積だけを見ても、当市と、その民間であるカスミの借りている金額の誤差というのは4万1,870円もあるわけですよ。ですから、私は、やはりこういう財政状況の中にあって、行政のお金、特にやっぱり市民の血税でございます。そういうものもきちっと視野に入れて契約に臨むべきであると。これを見ていますと、建物は建っておる、相手は行政、地主の言いなりで、失礼な話ですが、契約してしまっているのかなというような気になるわけでございます。もちろん、行政と民間企業、同一レベルに考えることは一考を要するところもあるわけですが、しかしながら、現実をとらえたときに、やっぱりもっともっとシビアに物事を、現実を踏まえた中でこういう契約対象をしていくべきであると。  ですから、この台帳面積と実測面積で計算しますと、やはり差額が、12万9,800円ぐらいの誤差が出てくるんですよ。ですから、そういうものもやはり契約のときに、どういう話し合いのもとにこのような契約の経緯になってしまったのか、その辺をぜひともお尋ねしたいと思います。また、30年間の契約で借りておるということでございますが、もうこれまでに払った金額だけで1億1,000万。もう1億1,000万出せばあの近辺の土地は購入できますよ、それにちょっとプラスアルファすれば。ですから、そういう面も考えたときに、もちろんこれも今の執行部の皆様方が最初から携わっていた問題じゃないという部分があろうかと思いますが、やはり行政というものは継続しておるわけでございますので、そういう面からいくと、やはりもっと慎重にこの問題については対応をしていってもよろしいんではないかなというわけで、この面積の違い、それから、年々上がっていくことに対する、行政としてどのような対応をされてきたのか、その辺についてお尋ねをしたいと思っております。  それから、次に、市道消滅の件。これは確かに、先ほど建設部長より細かくご説明をいただきまして、経過、経緯等については十分に認識をいたしました。確かに、この土地境界の問題は複雑な問題がございます。現に、ブロック1個分で裁判ざたになるというようなところもありまして、ましてや公共地と民間地ともなれば、なおさらその折衝、交渉といったものは難しいものになるかと思うんです。しかしながら、やはりこれも、市民の財産という面から考えましたときに、慎重に対応していただきたい、また同時に、これからこのようなことのないような形でもって図っていただきたい。ここで、先ほど非常に建設部長はじめ担当各位は苦慮されているというようなご答弁をいただいたわけですが、この境界の不明については、例えば、台帳に基づき測量をしていくというようなことが不可能なのかどうか。かなりの金額もかかるかと思いますが、やはり財産確保のためには必要なのではないかなと。また、当面の問題として、先ほど部長からお話がありましたように、官地を当市で払い下げて、当面住民の方々の生活道路を確保していただくということについて、今後どのような見通しであられるか、その辺もお聞かせをいただきたいと思います。  それから、遊休地の問題でございますが、確かにどうにも活用のならない土地もあります。それは認識をいたしております。しかしながら、まだまだ活用のできるところもあるわけで。先ほど売却等を考えることも一案であるというご答弁をいただいたわけでございますが、現に日立市では、19カ所を立て看板を立てて、売却方針を立て、約3億6,000万、この面積は5,470平米になるというようなことで、財源確保のために対応を図っておるというような経緯があるわけでございます。また、先ほどの答弁の中にはありませんでしたが、身近な問題としては、神栄跡地、この問題もやはり有効活用していくと。6月、9月のこの定例会において、執行部のご答弁がありました。平成14年度までに、るる市民からいろいろな意見を拝聴して、よりよいものをよりよい活用をしていきたい、軽々に結論を出してしまって後で失敗だったということのないようにしていきたいというようなご答弁、それももっともなご意見であると認識をいたします。しかしながら、あれだけの土地。もちろん、商工会議所あるいは地元商店会からの陳情もあり購入したということであれば、当然、陳情の折、じゃ、陳情されるあなた方はどうしたらあの土地が有効活用されると思いますかと、やはりそういうところまで行政は踏み込んでいってもいいんじゃないかなと、一つには思うわけです。それと、もう1点は、平成14年といいますと、10年から14年ですから5年間ですね。5年間、現在のイベント広場としておいて、市民の意見を聞いて有効に活用したいというようなご答弁が過日ありましたが、しかし、なぜ5年間もの長い期間が必要なのかなと。やはり今、時代のサイクルは、10年一昔と言ったのはかなり前の話で、今もう1年、2年サイクルで時代は回っているわけですね。ですから、私は、これは5年間もこのままにしておかずに、やはり一刻も早く対応すると。また、少なくも、対応をされるに当たっては、もう現時点ではあそこの地質調査、そういうことは当然済ませておかなければならない問題だと思うんですよね。市民から多くの意見が出、図書館が欲しい、いろいろな文化センターが欲しいとか、まあ、これからの建物はどうかと思いますが、そういう話が出たときに、さてやりましょう。プール問題と同じで、掘ってみたら遺跡が出てきたと、これは活用できないというようなことにもなりかねないんではないかなと。ですから、私はやはり一刻も早くあそこを有効活用するためにも、現時点においては地質調査的なものをやっておいて、どういう方向だったらば活用できるというような方向づけも必要であると。また、同時に、行政としても市民の声を数多く聞くということも非常に意義あることかと思いますが、しかしながら、市民の皆さんの声を聞いていて果たしてまとまるかなという疑問もあるわけであります。そういう面からいけば、執行部として、少なくも何点かの方向づけ、こういったものはやっぱり打ち出していくべきではないかなと。それに沿って市民の皆さんの意見を聞き、対応をしていくというようなことを考えていかれるべきであると。まあ、この土地の有効活用については継続的に図ることが一番大事なことであるというふうに考えるわけでございますので、そういった点も踏まえてひとつご答弁をいただければと思って、2回目の質問を終わります。 78 ◯議長(海老澤通弘君) 教育次長・草間君。                 〔教育次長・草間 暁君登壇〕 79 ◯教育次長(草間 暁君) 東地区公民館敷地の借地契約についてお答えを申し上げます。  ご指摘のように、当初、昭和56年に契約した時点では、4,373.18平方メートルでございました。これが、昭和60年の9月に隣接しておりました市有地と地権者の土地の一部を交換しておりまして、昭和60年10月1日より、現在の実測の面積であります4,054.89平方メートルで契約をしてございます。ご指摘のように、確かに固定資産税等におきましては台帳面積で課税をされておるところでございますけれども、借地の契約につきましては、台帳面の契約または実測の契約というような方法がございまして、この公民館につきましては実測の契約をしているところでございます。また、この借地料の問題でございますけれども、確かに周辺の、ご指摘のように、カスミの借地料1,673円と比べましても、東地区公民館の年間の借地料は高くなっているのが現状でございます。今後の契約更新時におきましては、周辺地の借地料や、また、土地の価格等を十分参考にして対応をしてまいりたいと思いますので、ご理解を賜りたいと思います。
     以上です。 80 ◯議長(海老澤通弘君) 参事・高木君。               〔参事環境保全担当・高木直之君登壇〕 81 ◯参事環境保全担当(高木直之君) 磯部議員さんの2回目の質問に対するお答えをしたいと思います。  生ごみにつきまして先進市の事例を私どもの方にお聞かせいただきまして、ありがとうございます。ただ、生ごみにつきましては、ただいまご質問ありましたように、有効利用するという形の中では、当然それなりの施設も必要となりますし、集積の収集の方法、そういう検討も必要でございますし、今後それらを検討していくということでやぶさかではございませんけれども、いろいろな面でなかなか難しい問題であるというふうに考えております。  それから、資源ごみにつきましてですけれども、議員さんが今おっしゃいましたように、通常、燃えるごみの日に資源ごみが出されているケースについて、それを収集して灰にしてしまうというようなことがあるというようなことはたびたび市民の方からも通報がございます。そういう中で、私どもの方では、各町内の資源ごみを回収する集積所の数も、前にもご指摘ありましたように、始まった当時は約200カ所でしたけれども、それから、場所をある程度ふやすことによって資源ごみとして市民の方が出しやすくなるというような中からは、現在では約50カ所ほどその集積の場所もふやしております。ただ、月1回ということの収集方法でございますし、また、各町内会、老人会、あるいは子供会に資源ごみの回収補助金の制度がございまして、これらについても、現在子供会の会員である子供たちが、少子化ということから、かなり会員数が減っていると。そういう中では、町内会の方たちが協力して子供会の資源ごみの回収に協力しているというような話も聞いております。なお、熱心な老人会におきましては、老人会等でも資源ごみの回収をしまして、その集めた総重量によります私どもの方の補助金ですか、それを受けているという団体もございますので。まあ、かつて子供会が活発であった時期ですか、そのリサイクルに活発であった時期から比べると、どっちかというと、少子化により町内会とか老人会の方のウエートが上になってきている部分があるかと思いますけれども、まだまだ子供会で頑張って収集している地域もございますので、資源ごみの回収をしていただいて、そういう部分での市の補助金を得て減量化に貢献していただくということのPRといいますか、そういう部分も積極的にやっていきたいと思っております。  それからもう1点、容器包装に関する問題が出ましたけれども、これにつきましては、私どもの方で、エコショップということにつきまして認定制度というものを平成9年のときに設けておりまして、今議員さんがご質問されたような過剰な包装とか、そういう部分をなくすような小売店舗についてはそういう認定をしていこうという制度をもう既につくってあるんですけれども、現在のところ、まだ3店舗しか認定しておりませんし、そういう部分について、先ほどご提言がありましたように、商工会議所、あるいは経済部所管課とも協力しまして、こういうただいまご提言があったようなことについて、これらの認定制度も生かした中で取り組みを活発化させるというふうな必要があると思っております。  以上、取りとめのないご答弁でございますけれども、2回目の答弁にさせていただきます。 82 ◯議長(海老澤通弘君) 建設部長・鈴木君。                 〔建設部長・鈴木 寛君登壇〕 83 ◯建設部長(鈴木 寛君) 国府一丁目の市道消滅のご質問についてお答え申し上げます。  ただいまご指摘ございましたように、市道復元の今後の境界確認の作業、また、その一地権者の生活道路の確保の今後の見通しというご指摘でございます。最初に、今後の土地境界の確認でございますが、この生活道路に困窮しています一地権者の出入り口の確保という観点から申し上げますと、この方につきましては、官地の部分が、ご指摘ありました市道の部分と国有地の部分のそれぞれの境界確認がまず必要になってまいります。最初に、順を追って申し上げますと、市道の復元に伴う境界確認につきましては、私ども一日も早く、それぞれの地権者のご理解をいただければ復元をしたいというようなことで、現在もそれぞれの担当の方を通しまして地権者との折衝を行ってきているわけでございます。しかし、それぞれの地権者の境界の位置が大きな隔たりがございます。それぞれの境界で申し上げますと、2メーター70の道路が約1メートル程度に縮減してしまうというような状況がございます。そういう部分で、一方の地権者につきましては、昭和18年に自分の土地の測量した図面をもって主張しております。一方の地権者につきましては、戦後、昭和二十三、四年かと思いますが、そこに移転した際の境界を主張しているわけでございます。そういう部分で、片方から申し出があり、私どもの方では、片方の地権者に折衝をしても、やはりそれぞれの境界の位置の主張で受け入れていただけないという部分がございますので、先ほど申し上げましたように、市道の復元ができないというものでございます。もう一方で、裁判でいわゆる生活道路の確保という部分での判決が出た地権者につきましては、この地権者の出入り口の国有地、この部分がやはり復元しようとする市道との接続をしてございます。そうしますと、国有地の敷地面積境界確認をやはりしなければ、できません。そこで、その地権者から私どもの方に、その国有地の占用、いわゆる出入り口をつくりたいのでその国有地を借用したいという部分で境界確認の申請が出されました。国有地につきましてはあくまでも石岡市ではなく国の管理でございますので、管理部分については土浦土木事務所が管理をしてございます。土浦土木事務所の方に私どもが進達しまして、土木事務所立ち会いでその国有地の境界確認を11月7日に行ったわけでございますが、これがやはりその一方の地権者との境界問題、民民界の境界問題も含めまして不調に終わってしまったという部分もございます。  今後、その生活道路を確保しようとする地権者につきましても、やはり隣接する地権者との民民界の問題、この確認等もやはりお願いをせざるを得ない部分もございます。私どもの方のすべき分野と、この地権者が私的に行う民民界の分野、それぞれ整理を図って、国有地の部分の面積と境界、復元する市道の部分の境界、それがやはり二方成立しませんと、この生活道路を確保しようとする地権者の進入路の確保が図れないというのが現状でございます。先ほども申し上げましたが、一方の地権者が出入り口として私道、自分の土地を使って利用しているわけでございますが、そこと、その国有地とが、水路を挟んで接続した道路形態をなしてございます。その部分で、私道の部分についても、私どもは何とか市の方に移管していただければ、いわゆる一貫した道路が一部分で完成すると。そうすると、そこの部分を通して下水道と道路の通行ができるという部分もございますので、その生活道路の確保を必要とする地権者と私道を持っています地権者との、やはり個人的な協議、お話し合いをして、その辺を双方でご理解をいただければ、その部分での道路確保も比較的容易ではないかというふうに考えます。私どもとしてできる部分と、地権者としての民民界等の境界の問題の協議、それぞれお話し合いをしていただきまして、そういう部分で協議が整えば私どもの方も積極的に対応していきたいというふうに考えますので、よろしくご理解いただきたいと思います。  以上でございます。 84 ◯議長(海老澤通弘君) 企画部長・浅野君。                〔企画部長・浅野昌二郎君登壇〕 85 ◯企画部長(浅野昌二郎君) お答えを申し上げます。  遊休地の有効利用の件で、日立市では看板を立てて売却を進めているというようなお話がございました。普通財産の中で売り払いができるのではないかと想定されるような用地、こういったものについて、そう面積等はありませんが、例えば、住居用地として貸し付けをしている土地など、こういったものについては現在お貸ししている方に取得の意向があるかどうかを確かめるとか、そういったことで、できるだけ売却、あるいは貸し付けができるものについては貸し付けを進めていくというようなことで進めさせていただきたいと思っております。  それから、神栄跡地の有効利用で、発掘調査、こういったものを事前に進めておくべきではないかというようなご指摘でございました。ご指摘のとおり、あのエリアは国分寺の史跡エリアに入るということでございます。そういったことで、教育委員会の方にお願いをしまして、本年度に一部試掘調査を手がけると。また、その結果を見て、来年度、残地の部分について試掘調査を行うという予定で進めております。  それから、有効活用を早く図るべきだということで、私ども、できるだけ早期な活用を図りたいということで、中心市街地のプラン推進委員会が新しく発足をいたしました。そういった中で、この神栄跡地については中心市街地の活性化と結びつきが強いということで、この委員会にこの活用についてもご検討をお願いするというような体制をとっております。  以上でございます。 86 ◯議長(海老澤通弘君) 市長・木村君。                  〔市長・木村芳城君登壇〕 87 ◯市長(木村芳城君) 神栄跡地の利用、方向性といいますか、そういうようなものにつきましてご質問が出たわけでありますけれども、買うときの要望された各団体等々におかれましても、活用委員会の委員等になっていただきまして、活用の方法を提言していただくと、こういうような、基本的に私もして、今、進めようとしているわけであります。その中で、建物ばかりでなくて、また違ったもので活用ができないものか、そういうようなことも考えていきたいし、また、建物も含めれば、公共用地の中で、国、県の策などにおかれて何か物はないかと、そういうようなことで誘致的なものを考えていきたいと。このようなことで、今、神栄の跡地の利用、活用方法を考えているところでありますので、いろんなご提言をいただければ助かりますし、幸いであります。よろしくお願いします。 88 ◯議長(海老澤通弘君) 4番・磯部延久君。 89 ◯4番(磯部延久君) 各担当よりるる細かくご答弁をいただきまして、それなりに各担当におかれましては鋭意努力されているということは十分認識をいたしました。  この生活に密着したごみ問題については、やはり個人的にはいろいろと限界がございます。そしてまた、行政が具体的な対応、指針、そういったものをして市民に理解と協力を求める、いわゆる一体となって対応を図るべき問題であるというように考えますので、これからも大いにその辺を鋭意ご努力をいただければと。それから、先ほどのご答弁の中に、有価物、あるいは廃棄物の区分け、この点についてありましたが、現在の法律的にいきますと、市町村規模の判断ができる現状になっているんですね。ですから、こういうものはやはりきちんとした対応を図っていただけないかなと思っております。  また、東地区公民館の賃貸に当たっては、やはりもっとシビアに契約を推進していくと。そしてまた、今後この東地区公民館の移転も視野に入れた契約をしてもいいんじゃないかなと思う点もあるわけでございます。また、同時に、今後のこのような公共施設建設に当たっては、借地がいいのか、あるいは買い取りの土地にすべきか、そういうことにもやはりこういうことを一つの例案として出していただき、今後慎重にお考えをいただきたいと思っております。  それから、市道の件は部長の方よりご答弁ございまして、古くは昭和20年代の話、本当に大変なもので、もちろん担当各位、市長におかれましても、市長の代にこの問題が発生したわけじゃなく、古くからやはり起きている問題です。ですから、こういうことを踏まえて、今後、市道のみならず、すべての公共用地においては、やはり行政において定期的に調査をして、最初にもう、ちょっとでもずれた時点で対応を図ることによって解決を簡単にできるというようなことがたくさんあるかと思います。この市有地の件は、官地払い下げ等を踏まえた中で、一日も早く解決をしていただければと思っております。  また、遊休地の対応も、試掘調査を進めていくということでございます。今後、このような土地の購入に当たっては慎重に対応を図り、財政の締めつけをなくするような対応を図っていただきたいと思います。特に、このような経済情勢の中にあっては、民間企業は必死になって生き残りのための対応を図っておるわけでございます。もちろん、民間企業と行政一体に考えられない部分がたくさんありますが、しかしながら、最後に1つだけ市長に決意のほどをお聞きしたいのは、これからの行政、ハードな部分での行政の進め方ということも大切かと思いますが、やはりこれからは生活に密着したソフトな部分での行政にも力を入れていくべき時期に来ているのかなと。そのソフトな部分というのは何かと言えば、教育であり、福祉であり、環境問題であり、そういったものに対応を図っていくべきだと思うわけであります。なかなか、市長ともなりますと、選挙というのがありますので、目に見える施策を推進したいというお気持ちは十分わかりますが、やはりこれからは地方自治体にあっても、経営ノウハウ、経営手腕というものが強く求められる時代に入ってくるんではないかなと。そういった点から考えまして、最後に一言、市長の方から、今後、これからの4年間、どういう形でソフトな部分で市長が行政に邁進していかれるか、お聞かせをいただきまして、私の質問を終わります。 90 ◯議長(海老澤通弘君) 市長・木村君。                  〔市長・木村芳城君登壇〕 91 ◯市長(木村芳城君) 最後にご質問受けましたハード面、ソフト面の件でございますが、ご指摘のように、私も、行財政改革の年と、こういうふうに打ち出して、これに真剣に取り組んでいかなきゃならないというふうに思っているところであります。そういう中で、ご指摘のソフト面、この件をどう考えているかということでありますけれども、やはり今、ソフト面におかれましても相当住民の方々は、つくっているんだなという、やっているんだなということも理解されている時代でありますので、私はソフト面も十分に今後とも進めていかなきゃならないというふうに考えております。尽きるところは教育だと、こういうふうに私は思っているわけでありますが、教育長に任せることではなくて、一丸となって、いろんな面で教育としてソフト面は考えていかなきゃならないと。特に、ごみ問題などは教育の一環としてやはり大切な問題であるというふうにとらえておるところでございます。  以上です。 92 ◯議長(海老澤通弘君) 16番・菱沼成房君。                 〔16番・菱沼成房君登壇〕 93 ◯16番(菱沼成房君) 16番・菱沼でございます。時間も大分過ぎていますので、簡単に質問したいと思います。  私は、福祉問題の中の介護保険、それから少子化対策について、若干お伺いしたいと思います。この点については、現在まで何回かご質問しておりますので、その後執行部の方で進めている問題、そういったことについて若干お伺いしたいと思います。  介護保険については、いよいよ2000年、本年4月1日より実施ということで、毎日の新聞その他について、いろいろ報道されております。私たちの一番関心であるし、また、行政の方でも一番この問題については今苦慮されているところではないかというふうに推察されます。国の方では、この介護保険については今いろいろ方策を立てられて、第1号被保険者については、この前担当部長の方からもお話がありましたけども、本年の本市の徴収額としては2,500円、これを徴収していきたいと、こういうようなことで前回の本会議で答弁がございました。しかし、国の方では、この徴収を1年延ばすと、こういうようなことで第1号被保険者については財政的な負担を若干緩和して、そして、いわゆるならし運転をしていくんだと、こういうようなことでございます。  そういう中で、この4月1日に発足します介護保険について、その準備期間として、本市においても、また、全国においても、10月1日から、この見込みの申し込みというか、この該当者については受け付けをされておると思います。そういう形の中で、当市においてはどのくらいの申し込みがあったのか、そして、現実に該当される方はどういう状態なのか、まずその点を1点、お伺いしたいと思います。  次に、少子化対策についてであります。  この点については前回の本会議でもご質問しておりますが、今回はちょっと視点を変えまして。前回は、少子化対策臨時特例交付金というようなことで、9月の補正で7,600万の補正が国の方から出ました。そういう中で、そのときの質問で、福祉部長の方からの答弁でございますが、この特例交付金については、私の質問に対して、縛りはないと。いわゆる何に使うというようなことはないと。しかし、あくまでも少子化対策ですから、当然、保育所、幼稚園、そういったところについての少子化対策の方策ではないかと、こういうふうに思うわけであります。そういう中で、6月の定例会だと思いますが、私はそういう中で、保育所、それから幼稚園、そういったところに対しての方策ももちろん大事でありますが、しかし、現在いろいろなところで言われています、子供を少なく産む、また、そういった形の中で子供の虐待、いろいろあります。しかし、生まれた子供たち、これを次の21世紀には大事な宝として育てていくのにはというような形の中で、今回、今道路事情の中では大変な思いをしています1歳から6歳、こういった方々に対しての交通安全対策としては、チャイルドシートの義務づけ、こういうことも言われております。そういう形の中で、12月の市報と一緒だと思いますが、市民部の方から、来年4月よりこのチャイルドシートについてもこのような義務づけがありますよという周知のチラシが配布されました。そういう形の中で、他市においては、このチャイルドシートの取り組みに対して、市独自のいろいろな方策をされております。中には、市独自においてチャイルドシートを購入し、それを該当者に貸与すると、こういう方法もされておるところがあります。その他、購入に対しては補助金を出す、こういうところもあります。しかし、これも、6歳まで使ってしまうと、これが不要になってしまう。そういう部分においては、行政にまたそれを戻してもらう。こういうことからすれば、貸与というような方法も考えられるのではないかと、このように思います。  そういう形の中で、いよいよ4月1日から、これも今言ったように、交通法の改正により、チャイルドシートの義務づけ、こういうことが強化されるわけであります。ですので、これから我々が高齢化になり、そして、我々を守ってくれるというか、今後21世紀の宝である、こういった子供たちの対策を我々は考えていかなければならないのではないかと思います。そういうことで、今回はこの点について市民部長の方へ若干、今、市では、今回チラシに出したことについて、その後どのような方策を考えられているかどうか、そのことについてお伺いしたいと思います。  以上、第1回目の質問を終わります。 94 ◯議長(海老澤通弘君) 参事・中村君。              〔参事介護保険準備室長・中村 栄君登壇〕 95 ◯参事介護保険準備室長(中村 栄君) 私からは介護保険につきましてご答弁申し上げたいと思います。  ご指摘のように、4月1日からスタートします介護保険制度に先立ちまして、昨年の10月1日から介護保険のサービスを受けようとする方の介護認定申請の受け付けを開始したところでございます。そして、訪問調査、主治医の意見書の取得、認定審査会の開催、さらに認定結果の通知と、一連の事務の手続を行っているところでございます。  そういう中で、申請件数等のお尋ねでございますけれども、先週末現在の認定申請件数は、332件でございます。このほかに、申請がなされてございますが、先ほど申し上げました主治医の意見書が未着の方が67件ございますので、そうした件数を合わせますと、概ね400件というようなことでございます。そして、先週末までに認定審査会の開催数は9回でございます。その審査会の審査状況でございますけれども、要支援・要介護度別の人数でございます。自立というようなことで認定された方が3人でございます。この認定件数の合計が203件になりますので、そのうちの3人は1.5%に相当してきます。それから、要支援でございますけれども、12名でございまして、5.9%、それから、要介護1が35人で17.2%、要介護の2が44名で21.7%、要介護3が30名で14.8%、要介護4が36名で17.7%、要介護5が43名で21.2%、先ほど申し上げましたように、合わせまして203名というふうな認定状況になってございます。今後の認定申請でございますけれども、まだ認定申請がなされていない方もあるやに思われますので、現在のサービスを受けている方などを中心に何らかの形で催促をしていきたいというふうに考えてございます。  それから、ご質問ではございませんけれども、冒頭、菱沼議員さん、介護保険料が2,500円というようなお話がございましたけれども、これは6月時点での粗い試算の保険料なわけでございます。その後、特別養護老人ホームの入所者の増、それから介護保険施設──いわゆる老人保健施設でございますけれども、それらへの入所者、それから療養型病床、これは市内に現在たくさん建設されてございますので、そうした施設入所者の数などから、これも試算中でございますけれども、この2,500円を若干上回ってくる感でございます。  以上、申請件数等につきましてのご答弁でございます。以上でございます。 96 ◯議長(海老澤通弘君) 市民部長・真島君。                 〔市民部長・真島 正君登壇〕 97 ◯市民部長(真島 正君) チャイルドシートの件について答弁させていただきます。  道路交通法改正に伴い、本年4月1日から、6歳未満の幼児に対しチャイルドシートの着用が義務化されました。それに伴いまして、石岡警察署管内の6市町村で構成する石岡地区交通安全推進対策協議会において何度か検討をしてまいりました。その結果、今までチャイルドシートを利用していて今後不要になる方でまだ使えるチャイルドシートを持っている方より寄附していただき、それを必要とする方へ貸し出すリサイクル事業、または新規購入による貸し出し事業を、地区安全協会と連携しながら実施する方向づけがされております。また、当市といたしましても、12年度に予算化し、リサイクル事業とあわせて貸し出し事業を実施してまいりたいと思っております。チャイルドシートの普及並びに着用指導等につきましては、既に交通安全母の会を通して実施しているところでありますが、今後とも、市報等で呼びかけ、この事業のPR、さらに関係機関と連絡調整しながら実施していきたいと思っております。  よろしくお願いします。 98 ◯議長(海老澤通弘君) 16番・菱沼成房君。 99 ◯16番(菱沼成房君) 2回目の質問をいたします。  ただいま担当の方から介護保険についてのご答弁がありました。今回のこの件について、あくまでも認定の作業というのは85項目の項目に対して人間が認定するわけですけど、判定をするのはコンピュータでございます。しかし、その人が判断、若干甘く見るか、辛く見るかによって、受けられる人、それから受けられない人、こういうような差が、いわゆる人間的な介護というか、そういうものができないんではないかと、こういうように私は懸念するわけです。そういう意味では、先ほどから、今回特別養護老人ホーム、特老の50床建設ということが話題になっておりますけども、いわゆるはみ出しの人ですね。実際にこれは、家庭に入りますと、今のこの核家族の中においては本当に老人だけで、そして見る人も老人、こういった方の中で、自立ができるといっても、本当にこれはいろんな部分で応援してやらなければならないんではないかという人たちが現実いることは間違いありません。そういうのがその85項目のその判定の中で、ちょこっとでも立てる、ちょこっとでも動ける、これによってどう採点されるかということで、結局介護支援をその規定の中で受けられるかどうか、こういうのがこれからいろいろな、いわゆるならし期間と国の方では言っていますけども、その中で出てくるんではないかというように懸念されます。先ほど料金の問題については、前回2,500円ということの中で、若干上乗せというようなお話がございましたけども、前回は横出しというようなことでの表現だったと思いますが、これも実際には第1号被保険者、いわゆる年金生活の方々、これは本当に年金からそれを支払うわけですから、当然生活のいろいろな部分については負担がかかってしまう。これも今回の介護保険においての問題点であると思います。そういう中で、国の方でも、今日の新聞等にもありますが、ここのはみ出し部分、そういったことについては生活援助委員なんていうことで何か別な項目をつくるというような施策を打ち出しているようですけども、現実心配されているのはそういうことだと思います。そのようなことで、杓子定規に、いわゆるコンピュータがこうはじき出したからというようなことの中で機械的に扱っていったのでは非常に、先ほどから福祉という問題が取り上げられておりますけれども、当市においての末端の不満というものも出てきてしまうんではないかと思いますので、そういう点で、担当の方についてもう一回、この該当にない、いわゆるはみ出し部分についての対応をどのようにしていくのか、1点お伺いいたします。  先ほど藁科議員の方からもすばらしいお話がございました。というのは、いろいろな経験だと思いますが、今回のケアマネージャーの中で、介護福祉士の2級を取得されたと、こういうようなお話を聞きました。非常に尊敬もしますし、今の時代にそういう考えということはすばらしいなと思います。私もそこまではできませんけども、本当に今まで20世紀の中で一生懸命働き、子供を育て、そしてこの現在の発展した世の中をつくってきた、そういった方々に、今、我々元気な者がどれだけ奉仕していくか、こういうことが大事なことではないかというふうに思います。そういう中で、今日も悲惨な事故がやっぱり新聞に出ておりました。これも現代のことかなと思いますが、八十何歳の方の、2件ほど、焼死ということで出ております。北海道と新潟ですね。これも今、いわゆる現代の社会の中で、子供さんにも見てもらえない、そして老夫婦でいて、恐らく火の消し忘れ、それからストーブ、そういったことの中で何らかの原因でこういうような悲惨な目に遭ってしまう、こういうことも現代の姿ではないかと。そういう部分で、これからこの介護保険に取り組む、そういう姿勢というものは行政として大事ではないかと思いますので、先ほど約400名の申し込みがありましたというようなことの中で、約50%、半分の方が認定されたということでございますけども、やはりあとの200名というのは恐らく家族が、また本人が、心配で、私も介護を受けられないかということで申請はしたんではないかと思いますが、しかし、現代のこの保険に適用してもらいたい、こういうような部分があるんではないかと、こういうふうに思います。それで、この認定の作業ですけども、これは更新というか、恐らく今日は自立していてもあしたは倒れてしまうというようなこともあるかと思います。このローリングというか、申請、そして受け付け、審査というものは、作業としてはどのようなローリングで再受け付けというか、そういうものはやっていくのか。その点、2点だけお伺いしておきたいと思います。  それから、チャイルドシートについては、今、部長の方からお話がございました。4月からについて、母の会、それから当市においてもそういった対応をしていくということでございますので、これはこれから21世紀の大事な子宝である子供さんのその成長を交通事故等において損傷のないように、行政の取り組みとしてはぜひとも遺漏のないようにお願いしたいと思います。これは答弁は結構でございます。  介護保険の方の2点について、もう一度お答えをいただきたいと思います。 100 ◯議長(海老澤通弘君) 参事・中村君。              〔参事介護保険準備室長・中村 栄君登壇〕 101 ◯参事介護保険準備室長(中村 栄君) 最初に、いわゆるはみ出し分でございますけれども、要介護認定は、先ほど申し上げましたように、専門の担当者やかかりつけ医の意見書、あるいはそういう方が本当に介護が必要かどうかと、必要な場合どのような介護が適切かと、そういうものを判断するものでございますけれども、しかし、一昨年になりますけれども、実施されましたモデル事業の中でその問題点が指摘されたところでございます。中でも、コンピュータによる一次判定の不備が問題になったところでございますけれども、このため、厚生省におきましては、昨年の4月に認定基準を正式に定めまして、給付水準を引き上げてございます。また、一次判定用のコンピュータソフトの改訂版を作成いたしまして、最終チェックを行った上、昨年の7月末までに全国に配付したところでございます。また、先ほどの認定基準の変更でございますけれども、従来ですと、あくまで本人の心身の状態に基づく判定がなされてございましたけれども、認定につきましては、家族の状況とか、あるいは住まいの実態などを加味することとしてございます。石岡市におきましても、先ほど申し上げましたような一連の認定審査を行っているわけでございますけれども、一次判定とその調査の特記事項、それから主治医の意見書に記されている内容によりまして変更などを行ってございます。そういう中で、先ほど申し上げましたような介護度別の人数があらわれてくるわけでございますけれども、先ほどの中には、特別養護老人ホームに入っている方が32名が判定されてございます。その中では、本来特別養護老人ホームに入所できない、いわゆる要支援の方が1名含まれてございます。これにつきましては、5年間暫定措置が設けられまして、引き続き入所がなされるというふうなことになりますけれども、そのほかの在宅の場合でのいわゆるはみ出し部分でございます。そういう中で、国におきましては、特別対策事業といたしまして、生活支援対策を打ち出してきたわけでございます。改めて言うまでもございませんけれども、高齢者が健康で生き生きと生活を送って、できる限り介護が必要な状態にならないようにすることが大事でございます。そういう中で、新しい制度では要介護認定で対象外となる方も出てきます。先ほど申し上げました認定状況でございますけれども、そうした方々も、国は、市町村の行うこのような生活支援事業サービスを利用していただくことによって安心して生活が送れるよう努めるというふうなことにしてございます。石岡市としましても、いわゆる認定対象外者やひとり暮らしの方々につきましても、生活サービス事業を行うために、現在、予算編成の中において検討中でございます。  それから、認定申請でございますけれども、現在認定がなされている方は4月1日からその有効期間が発生しまして、原則として6カ月間というふうなことでございますけれども、お尋ねのような心身の状態の方もいらっしゃるわけでございまして、原則としては6カ月間でございますけれども、それを短くすることも可能でございます。そういう中でローリングをかけていきたいというふうに考えてございます。  以上でございます。 102 ◯議長(海老澤通弘君) 16番・菱沼君。 103 ◯16番(菱沼成房君) わかりました。で、今、もう1点ちょっと聞くのを忘れましたので、最後にもう1点だけお伺いします。ただいま要介護者は203名というようなことで、そのうちの32名は特老等の施設におられるということですから、この方についてはその施設で介護を受けられるわけです。で、残り170名近くになると思いますが、この方については、先ほど参事の方からお話がございましたように、1から5までの要支援ということで、いろいろなサービスを受けられるわけでありますけども、そういう中で、170名からの方々を週に1遍とかいろいろな形になると思いますけども、そういう中でそれを介護支援する方、いわゆるケアマネージャーの方の現在の現有はどのくらいになっているのか。そして、先ほどもちょっと申し上げました、メンバーの中に入るのかどうかわかりませんが、藁科議員等についても当然介護福祉士の2級というような資格を持っているわけですから、場合によってはメンバーの中に入ってそういうことをされるのかと思いますが、現実、この残り170名のいわゆる在宅介護ということについての、サービスする側、いわゆるケアマネージャーの方の現有はどのくらいで、そしてこの170名についてその体制で大丈夫なのかどうか。その点だけお伺いして、私の質問を終わりたいと思います。 104 ◯議長(海老澤通弘君) 参事・中村君。              〔参事介護保険準備室長・中村 栄君登壇〕 105 ◯参事介護保険準備室長(中村 栄君) お答え申し上げます。  介護保険のサービスを受ける方につきましては、介護プランをつくっていただくわけでございます。ご指摘のように、介護プランをつくる方はケアマネージャーさんでございます。そういう中で、そのケアマネージャーさんを有する事業者でございますけれども、現在、県の方に、石岡市を事業エリアとして申請が届け出されているものが11社ほどございます。石岡市自身も現在申請中でございますけれども、この数には含まれてございませんけれども、11社になってございます。それから、具体的にサービスを提供する事業者でございますけれども、これにつきましてはいろいろございますけれども、例えば、ホームヘルパーさんを派遣する事業者、訪問介護と申し上げてございます、これにつきましては現在4社でございます。それから、訪問入浴介護を行う事業者、これは現在のところ1社でございます。それから、短期入所生活介護を行う事業者が2社入ってございます。福祉用具の提供でございますけれども、4社ほどでございます。県におきましては、ケアプランをつくります居宅介護支援事業者を優先的に受け付けまして、現在具体的なサービスを行います事業者を随時受け付けてございまして、さらにこの数につきましてはふえるものと考えてございます。  事業者につきましては、以上のような状況でございます。 106 ◯議長(海老澤通弘君) 本日の一般質問はこの程度にしたいと思います。  以上で、本日の議事日程は終了いたしましたので、これをもって散会いたします。  次回は、明1月12日定刻から会議を開き、引き続き市政一般に関する質問を行います。                   午後 6時35分散会 Copyright (c) ISHIOKA CITY ASSEMBLY MINUTES, All rights reserved. ページの先頭へ...